福祉の話 ケアマネのひとりごと ~「理解したい」ではなく「知りたい」という話~
学生の頃、河合隼雄先生の本をよく読んでいました。正直、当時は何が書いてあるのか、よく分かっていなかったと思います。でも今になって、「あぁ、こういうことか」と思う場面が増えてきました。河合先生の本の中では、よくフロイトの話が出てきます。人間の理性なんて当てにならない。人の心には"無意識"という領域があって、自分で選んだと思っていることも、実は無意識に選ばれているのかもしれない。「人間の心なんて当てにならない」という考え方です。河合先生は、だからこそあえて言う必要があると書かれていました。「人の心なんて分かるはずがない」と。人の心は分からない。それは冷たい事ではなくて、誠実に相手と向き合う姿勢。