介護保険 ケアマネのひとりごと ~愚行権と自己決定。その間で揺れるという話~
今日は「愚行権」と「自己決定」について。愚行権とは、個人が他人の意見に左右されず、自分の意思で行動する自由のこと。たとえそれが外から見て「愚かだな」と思える選択であっても、本人が決めたことであれば尊重されるべきだと。ただ、認知症の方などに当てはめると、少し違和感が出てくる。判断能力が落ちている可能性があるから。「私は杖を使わずに歩きたい」とおっしゃる方がいる。でも転倒のリスクがかなり高い。「それでも歩きたい」と本人が言ったとき、それを止めきることはできません。本人の意思は変えられない前提ならば、別の手段でどう守るかを考える。この間でずっと揺れる。正解はたぶん、ない。