ケアマネのひとりごと ~「理解したい」ではなく「知りたい」という話~

福祉の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

学生の頃、河合隼雄先生の本をよく読んでいました。

正直、当時は何が書いてあるのか、

よく分かっていなかったと思います。

でも今になって、

「あぁ、こういうことか」

と思う場面が増えてきました。

🧠 人間の心は当てにならない

河合先生の本の中では、

よくフロイトの話が出てきます。

人間の理性なんて当てにならない。

人の心には”無意識”という領域があって、

  • 自分で選んだと思っていることも
  • 実は無意識に選ばれているのかもしれない

つまり、「人間の心なんて当てにならない」

という考え方です。

なかなか衝撃的な話ですよね。

🧩 それでも「分かろう」としてしまう

でも現代って、

逆にこういう空気もあると思うんです。

  • 親なら子どもの気持ちが分かるはず
  • 上司なら部下の気持ちを理解すべき

そんなふうに、

「人の心は分かるものだ」

という前提で話が進んでいくことが多い。

河合先生は、だからこそあえて言う必要があると書かれていました。

「人の心なんて分かるはずがない」と。

🌀 分かる→理解する→コントロールする

人の心が分かると思うと、

次は理解できると思い、

そして最終的には

コントロールできると思ってしまう。

でもそれって、かなり危ないことなんじゃないかなと。

🧠 レッテルの怖さ

例えば、

「この人はこういう人だよね」

と何気なく言ったことが、

いつの間にか

「この人はこういう人だ」

になって、

最終的には

「この人はこういう人のはずだ」

に変わっていく。

そんなことって、結構あると思います。

でも専門家であればあるほど、

「人の心は分からない」

と言っているんですよね。

🌱 分からないままでいい

人を完全に理解することは、

たぶん一生できません。

でもそれでいいんだと思います。

むしろ、分からないからこそ、

  • 決めつけなくていいし
  • 押し付けなくていい

もし予想外のことがあれば、

「あぁ、こういう面もあるんだな」

でいい。

それが当たり前なんだから、

怒る必要もない。

🗣 だからこそ対話が必要

人の心は分からない。

でも、だからといって関わらなくていいわけではない。

僕たちは言葉を持っています。

完全に理解することはできなくても、

対話を通して、

少しずつ理解を深めていくことはできる。

それが大事なんだと思います。

🍂 おわりに

人の心は分からない。

それは冷たい事ではなくて、誠実に相手と向き合う姿勢。

そこから歩み寄らないと、気付いたら全く別の方向を向いているということもあると思います。

それは仕事でも親友でも家族でも、

理解したいではなくて知りたい。

それでいいと思えたら少し気が楽になりませんか🍀

★おまけ★

中学の時の担任の先生が「あなたになら理解ができるはず」と渡してくれたのが河合隼雄先生の本でした。正直理解できていたかどうかは謎ですが、少なくとも僕の人生にかなりの影響を与えてくれたと思います。

タイトルとURLをコピーしました