ケアマネのひとりごと ~人は「信じたい情報」を信じてしまう~

福祉の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

今日は少しだけ、ケアマネジメントのお話です。

最近は本当に情報が多い時代になりました。

インターネット、SNS、テレビ、YouTube。

調べようと思えば、いくらでも情報が手に入ります。

でも実は、一番影響を受けるのは、そういう情報ではないのかもしれません。

📣 一番響く情報は隣の席の人の噂

サロンやデイサービスで隣に座った人から聞いた話。

知り合いから教えてもらった話。

「うちのケアマネさんは○○してくれるよ。」

「あそこのデイサービスは銀行にも寄ってくれるらしいよ。」

そんな何気ない一言が、とても魅力的に聞こえることがあります。

もちろん、情報交換そのものは悪いことではありません。

私自身も、いろいろな人の話を聞くのは大好きです。

ただ、一つだけ気を付けたいことがあります。

⚠️ 「信じたい情報」を信じてしまう

それは、「その情報が正しいかどうか」よりも、「自分が信じたい情報かどうか」で判断してしまうことがある、ということです。

例えば、もともと今のデイサービスに少し物足りなさを感じていたとします。

そこへ、「あそこのデイは銀行にも寄ってくれるらしいよ」という話が入ってきた。

すると。

「なんて便利なんだ。やっぱり今のデイを変えた方がいいな。」

と、結論だけが先に決まってしまうことがあります。

💔 実際に通ってみると、違うことばかり

でも実際に通ってみると…

今まで受けられていた運動ができなかったり。

雰囲気が合わなかったり。

仲の良かった利用者さんと離れてしまったり。

そして肝心の「銀行に寄ってくれる」という話も、

介護保険サービスとしては原則難しい内容ですし、正式なサービスではなく、個別の事情があっただけだった。

そんなこともあります。

そして元のデイサービスへ戻ろうとしても、すでに定員がいっぱいで戻れない💦

そんなことだって珍しくありません。

🧠 確証バイアスという心理現象

心理学には「確証バイアス」という考え方があります。

人は、自分の考えを後押ししてくれる情報ほど信じやすく。

反対の情報はあまり入ってこない傾向があるそうです。

だからもしかして。

「銀行へ寄ってくれる」という情報が欲しかったのではなく。

本当は、「今のデイサービスを変えてもいい理由」を探していたのかもしれません。

👥 これは誰にでも起こること

これは利用者さんに限った話ではありません。

私たち支援者も。

家族さんも。

経営者も。

みんな同じです。

自分に都合の良い情報ほど、信じたくなる。

冷静に考えると「あれ?ほんとかな?」って思えることも。

💭 ケアマネの本当の仕事

だからこそ、ケアマネの仕事は「情報を集めること」ではないのだと思っています。

本当に大切なのは、「その情報は、その人に合っているのか」を一緒に考えること。

情報を否定するのではありません。

一度立ち止まって。

「それは本当かな。」

「今ある良い部分を手放してまで選ぶ価値があるかな。」

と一緒に整理することです。

🎯 これからは「疑う力」が必要

情報があふれる時代だからこそ。

情報を集める力よりも、「情報を疑う力」。

そして「一度立ち止まる力」。

その方が、これからは大切になってくるのかもしれません。

わかるんですよね。

困っている時ほど、焦っている時ほど、藁にもすがりたくなる。

だからこそ、一緒に伴走してくれる人がいた方が良い。

ケアマネの仕事も、そんな「立ち止まる時間」を一緒につくることなのだと思っています(●´ω`●)

★おまけ★

まんぷく統計によると「みんな言ってる」の「みんな」は。

“ごく数人”

或いは

“その人の個人的意見”

であることがデータに出ています(●´ω`●)

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