こんにちはまんぷくです(●´ω`●)
皆様は「介護機器貸与モデル事業」をご存じですか?
これは実は岡山が全国初の試みで行った新しいレンタル事業なのです!どんな制度なのかわかりやすく説明していきますね♪
この記事を書いている私について
福祉職歴約20年。施設ケアマネと居宅ケアマネ、地域包括でのケアマネ経験を経て、現在は居宅の主任ケアマネとしてご自宅に住まわれているご利用者様方の支援をさせていただいております
ではいきます♪
介護機器貸与モデル事業とは
そもそもこの「介護機器貸与モデル事業」というのは「総合特区」という枠組みの中の一つなのです。
その「総合特区」というのは、地域のさまざまな課題を解決するために定められた国の制度のことです
岡山市が課題解決のために総合特区の実施を国に申請して、それが認定されれば、関係省庁と協議の上で従来の規制を緩和したり、全く新しい制度を実施したりといった特別な措置をその地域限定で実施することができるようになります。そんな総合特区の中でも福祉用具レンタルについての事業が「介護機器貸与モデル事業」ってわけですね。
そしてこの事業は『まだ介護保険の福祉用具として認定されていないものを1割でレンタルできる事業』でもあります。
この事業の大まかなポイントは
①介護機器を全国からの公募によって選定
②貸与後は機器の取扱い業者から利用実績・実態を報告
③効果を検証した後は、岡山市が国に福祉用具貸与の種目追加等を要望
といった点です。↓の図を見てみましょう
※図:岡山市HPより
市のHPはわかりやすいようなわかりにくいような図ですが、要は
使いたい人が申請→申請が通れば貸出手続き→料金の支払いの流れ
といった普通の物の売買の流れなんだけど、岡山市もかんでくれてるよ♪ってことですね
どんなものが対象?
介護機器貸与モデル事業では具体的には以下の物が対象となっています
①メンタルコミットロボットパロ
・要介護1から5の方が対象
・コミュニケーション機能が搭載されたぬいぐるみで、認知症の方の暴言、暴力、徘徊等に緩和効果が目的となっています。
・2,000円/1か月
・窓口:大和リース株式会社岡山支店 電話:086-245-1391
②パワーアシストグローブ
・要支援1、2 要介護1から5の方
・ペンを握って文字を書いたり、ペットボトルの蓋を楽に開けたりなど人口筋を優しくサポートしてくれます。
・1,700円/1か月
・窓口:ダイヤ工業株式会社 電話:086-282-1217
③iTSUMO2
・要支援1、2 要介護1から5の方
・靴等に装着できるGPS端末(位置情報検索サービス)です。居所が不明になった場合に居場所をメールでお知らせしたり、地図に表示させることが出来ます
・1,200円/1か月
・株式会社つばさ 電話:088-626-7131
④お薬飲んでね!
・要支援1、2 要介護1から5の方
・光と音の促し効果でお薬の飲み忘れ、飲みすぎを防止します。大容量薬剤ケース・録音機能付き
・800円/1か月
・ダスキンヘルスレント岡山ステーション 電話:086-244-9855
現在はこの四つですね。これら以外に今までは他12種類の物が対象となっていました。近いところでいうと排泄物を自動で個包装してくれる「ラップポン」とかですね。今は対象外となっています。
どんな人が対象?
この介護機器貸与モデル事業を利用するに辺り3つの条件が必要となっています。
(1)岡山市内在住で、在宅で生活されている方であること
(2)岡山市の介護保険被保険者であること
(3)各機器の要介護要件を満たしていること
要は介護保険サービスを利用されている方であればほぼ対象というわけですね。
また、私自身気になってパロちゃんを貸してくださる大和リースさんに質問をしてみました
問1 どんな手続きがいりますか?
答 条件さえ当てはまっていればご本人やご家族様からの電話一つで貸し出しできます
問2 いつから借りれますか?
答 月初め開始の20日が締め日なので、20日までに連絡頂ければ翌日の1日にお貸しできます
問3 担当者会議は必要ですか?
答 介護保険限度額や利用票等に記載する者でもありませんし、 担当者会議は必要ありません
とのことでした
担当者会議が必要ないというのはケアマネにとって非常にありがたいですね(●´ω`●)
終わりに
いかがだったでしょうか。
この記事を機に、岡山市に住まわれている方のプラスαの選択肢として、介護機器貸与モデル事業を覚えておくのもいいですね🍀
因みにお問い合わせ窓口も貼っておきます↓
保健福祉局保健福祉部医療政策推進課医療福祉戦略室
所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号
電話: 086-803-1638
FAX: 086-803-1776
それではまた