【名著】orの抑圧とandの才能について【ビジョナリーカンパニー】

考え方の話

こんにちはまんぷくです(●´ω`●)

今日は名著「ビジョナリーカンパニー」の中で繰り返し書かれたorとandの概念について書いていきたいと思います。

「ビジョナリーカンパニー」とは先見的で未来志向であり長期的で持続的な成功を収めている会社のことで、日本でいうとソニーがエントリーされています。

『そんな偉大な会社について調べ抜いた結果、あらゆる共通点が見つかった』といった内容の本なわけですが、その中でもこのorとandの概念が「今の令和の時代でも響くな・・・」と思い、少しお話したいと思います。

まんぷく
まんぷく

この記事を書いている私について
福祉職歴約20年。施設ケアマネと居宅ケアマネ、地域包括でのケアマネ経験を経て、現在は居宅の主任ケアマネとしてご自宅に住まわれているご利用者様方の支援をさせていただいております

ではいきます♪

orの抑圧とandの才能

人は何かを決める時、AあるいはBどちらの選択がより良い結果をもたらすか・・・と悩み決めていきますよね。それは誰もが小さいころから「二兎を追う者は一兎をも得ず」と、二つの利益を同時に得ることは不可能だと教わってきたからです。ビジョナリーカンパニーでは実際に以下のように説明されています↓

「orの抑圧」とは、逆説的な考えは簡単に受け入れず、一見矛盾する力や考え方は同時に追求できないとする理性的な見解である。

ところがビジョナリーカンパニーに選ばれた企業は決して「orの抑圧」で自らの可能性を閉じたりはしないそうです。

安定か前進か
集団としての文化か個人の自主性か
保守か賭けか
利益の追求か価値観と目的の尊重か

この考え方で生きていくと実はかなり不自由であることがわかると思います。

そう、ビジョナリーカンパニーは、これらのいわゆる二者択一を迫ったりはしないとのことです。
つまり、どちらも追及する

「andの才能」を大切にします。

「andの才能」とは、さまざまな側面の両極にあるものを同時に追求する能力である。

利益を越えた目的と現実的な利益の追求
ゆるぎない基本理念と力強い変化と前進
明確なビジョンの方向性と臨機応変の模索と実験
基本理念に忠実な組織と環境に適応する組織

これらを同時に獲得しようとするのが、ビジョナリーカンパニー。しかもバランスとっていい感じに~ってわけでもなくどちらも申し分なく成果を上げようとする。

やはりそこにはゆるぎない精神と理想と情熱が欠かせないわけですね。

妥協しない考え方

AとBの選択肢、どちらも追及する。andの才能。それは傲慢だとか優柔不断とかの類の考え方ではなく、もっと深く奥底にある、情熱を燃やし続ける強い心を持つ者だけが達成できる考え方。

でもよく考えれば個人を尊重しながら集団生活はできますし、安全に配慮しながら前進することはできます。私たちはひょっとしたら知らず知らず小さいころから「絶対こけないように」と安全面に最配慮された生き方をさせられてきたのかもしれません。

挑戦して怪我するくらいなら、挑戦せず健康でいられるように
夢を追ってお金を失うくらいなら夢をあきらめるように

確かにそんな風潮は周りに多く漂っています

ただ本当は妥協なんかする必要はなかったのかもしれません。
挑戦と健康も、夢と金も
私たちはどちらも両方とも選択することが出来るのですから🍀

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