ケアマネのひとりごと ~課題を見つけているのか、それとも作っているのか~

介護保険

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

訪問の際、私はよくこう聞きます。

「何か困っていることはありませんか?」

そうすると

「そうだねぇ、そういえば……」

という感じで、普段の生活の中でのちょっとした困りごとを思い出して教えてくださることがあります。

それが解決すべき課題であれば、介護保険サービスや社会資源を使って環境を整えていきます。

ただ、そんなやり取りをしていると、ふと思うことがあります。

それは

私は課題を見つけているのか、それとも作ってしまっているのか。

ということです。

🤔 困りごとを創造してしまう?

どういうことかというと

私が「困っていることはありませんか?」

と聞くことで、

「何か困っていることはないかな…」

と考えさせてしまい、

実はそこまで困っていないのに、わざわざ困りごとを作ってしまっている

そんな場面もあるのではないかと思うのです。

もちろん、私の質問の意図は

「普段の生活の中で、今は忘れているけれど困っていることがあれば教えてください」

という意味です。

でも、時には何か困りごとを見つけねば!と

“創造してしまう困りごと”

もある気がするんですよね。

📝 事例を作り上げていないか

以前、グループワークについての記事を書いたときに

「事例検討をするために事例を作り上げている」

という話を書いたことがあります。

本末転倒だな、と思うんです。
事例がないなら、ないでいいはずなのに。

それと似たような状態になっていないか、と。

ケアマネとしては

「不安や困りごとを解決したい」

という気持ちがあります。

でも、そこを一生懸命掘っていくと

別のところに穴が開いて、またそれを埋める支援が必要になってしまう。

それは

ご利用者様にとって本当に必要な支援なのか?

と考えることがあります。

🔍 ケアマネに見える課題

ケアマネの仕事は生活の中の課題を見つけることでもあります。

例えば

  • 衛生面の問題
  • 栄養状態
  • 生活環境
  • 転倒リスク

挙げればきりがありません。

本人にとっては当たり前の生活でも、第三者から見ると

「それは改善した方がいいのでは」

と思うこともあります。

ただ、ここで悩むことがあります。

それはケアマネが「課題」と決めつけてしまっていいのかということです。

🌍 偏見のコレクション

なぜなら

常識は一つではない

からです。

その方にとっては

きれいであることが正しいとは限らない。

栄養バランスよりも、好きなものを食べて生きることが人生の楽しみかもしれない。

アインシュタインは

「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションである」

という言葉を残しています。

私にとっての「普通」=その方にとっての「普通」ではない。

🌉 橋を渡るか?

とはいえ、ケアマネは生活の支援者です。

その先にあるリスクを知ってしまう立場でもあります。

例えるなら

「この先には橋がありますが、かなり老朽化しています。渡ると崩れる可能性が高いです。やめておきませんか?」

そう伝える役割です。

でも、

「それでも渡りたい」

「それをするために生きている」

そう言われたら、ケアマネにはそれ以上止める権限はありません。

👨‍👩‍👧‍👦 意向の尊重

もちろん、状況によっては

  • 家族
  • 親しい知人

などに状況を伝えることもあります。

意向は尊重したい。
でも、後悔はしてほしくない。

というのが正直な気持ちです。

すべてが終わった後に

「ああしておけばよかった」

という声を聞くこともあります。

もちろんそれは

ケアマネの責任でも、家族の責任でもありません。

でも

できるだけそういう場面は減らしたい

と思うのも事実です。

😌 価値観の押しつけ

一方で、

「好きなことをして気持ちよく最期を迎えた」

という方もいます。

そういう話を聞くと、

やっぱり

価値観の押しつけはできない

とも思うのです。

🧩 「課題」にはいろいろな形がある

ケアマネからは

  • 課題が見えるけれど、本人にとっては課題とは言えないこと
  • まだ見えていないけどいずれ課題になり得ること
  • 本人は困っていないが近隣の方への影響になっている課題

「課題」と一言で言ってもいろいろな形があります。

ただその中には、
もともと課題でもなかったのに、ケアマネが掘ってしまうことで課題になってしまうものもあるのではないか。

そんなことも思うんですよね。

わざわざ別の穴を作ってしまわないようにしたいなって・・・。

🍂おわりに

だから私は最後にこう付け加えます。

「困っていることがないなら、それは良いことなんです」

「もし困ったことがあったら、その時に連絡してくださいね」

思い出したときにメモを書いておいてもらうのもいいですよね。

もちろん私は

  • 愚痴も聞きたいし
  • 困っていることも聞きたいし
  • 普段の何気ない話も聞きたい

「これが好きなんです」

そんな話も大歓迎です。

だから遠慮せず、何でも話してほしい。

ただ一つだけ。

不安を作らせてしまう支援にはならないように。

そんなことを考えながら、今日も訪問しています(●´ω`●)

★おまけ★
私の今の課題は
寝たいと
仕事したいと
本読みたいと
走りたいと
歩きたい
が両立していることで、
誰か私の課題を解決してくれませんでしょうか(●´ω`●)

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