ケアマネのひとりごと ~正論だけでは伝わらない~

福祉の話

ケアマネとして働く中で、「正しい説明」と「伝わる説明」は別物だと気づいた瞬間があります。この記事では、専門職として”言葉を届ける”ことの難しさと、その先にある信頼について考えてみます。

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

最近、ふと思うことがあります。

説明は間違っていない。 根拠もある。 制度上も正しい。

それでも、伝わらないことがある。

🗣 「届いていない」と感じる瞬間

こちらは誤嚥のリスクを丁寧に説明している。 今後起こり得ることも、数字や事例を挙げながら話している。

でも、相手の表情はどこか固い。

「ああ、これは届いていないな」

そんな瞬間が、ケアマネをしていると確かにあります。

教科書通りに説明するだけなら、教科書を読んでもらえばいい。 制度の内容や注意点だけなら、文章にまとめれば済む話です。

けれど、目の前にいるのは「人」。

👀 相手を「見る」こと

声のトーンはどうか。 言葉は難しくなっていないか。 不安そうな表情を見逃していないか。

専門用語を使えば一瞬で済むことも、あえてかみ砕いて説明する。

「今のところ、少し難しかったですよね。もう一度、ゆっくり説明しますね」

この一言は、マニュアルには載っていません。

でも、相手の目を見ているからこそ出てくる言葉です。

🤖 AIより「あなた」が話してくれた、という事実

正直に言えば、分かりやすさだけならAIの方が上かもしれません。

整理された文章。 無駄のない説明。 論理の整合性。

でも、

「担当の〇〇さんに言ってもらった」

この事実には、別の価値があります。

それは、安心感。

その人が自分のことを考えて、時間をかけて説明してくれたという記憶。

その積み重ねが、いつか何かの判断基準になったり、心の支えになったりする。

そこに、人の仕事の価値があるのだと思います。

⚖ 線を引くことも、仕事のうち

もちろん、すべてがうまくいくわけではありません。

こちらがいくら丁寧に伝えても、

「いいから言う通りにしろ」

そう言われることもあります。

そのときまで、自分をすり減らして関わる必要はない。

専門職として判断し、線を引くことも、また大切な仕事です。

🍂 おわりに

つまるところ、正論だけでは、だめ。

正しさは大切だけれど、それだけでは人は動かない。

心を込めて。 相手を見て。 その瞬間に合わせて言葉を選ぶ。

その小さな積み重ねが、やがて「この人に任せたい」という信頼になる。

そして、その信頼こそが、私たちの仕事の本当の価値なのかもしれません。

難しいけれど、だからこそやりがいのある仕事ですよね(●´ω`●)

★おまけ★
説明が下手な人なんていないと思っていて、説明が下手なんじゃなくて準備が足りていなかっただけだと思うんですよね。僕も何か伝える時に準備していなかったら大体失敗します(笑)

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