こんにちはまんぷくです(●´ω`●)
今回は延々とXや巷でその必要性について語られ続けている「更新研修まじでいらないんじゃないか問題」について独断と偏見で語っていきたいと思います。

この記事を書いている私について
福祉職歴約20年。施設ケアマネと居宅ケアマネ、地域包括でのケアマネ経験を経て、現在は居宅の主任ケアマネとしてご自宅に住まわれているご利用者様方の支援をさせていただいております
ではいきます♪
ケアマネの更新研修は必要かどうか問題について

まず結論からお伝えすると、更新研修は「必要っちゃあ必要だけど、今のスタイルではないよね」というのが私の持論です。さらに言うなら、今のやり方のままならいらない、ってことです。
更新研修の概要を簡単に説明すると
ケアマネは資格取得後、5年に一度、約3か月間の間に50~80時間以上の研修を受けなければなりません(都道府県によって多少異なります)。1日当たり6~9時間くらいの研修ですね。
半日が講師による座学で、半日がグループワークを占めます。
費用は全国平均5万円程です
グループワークによる事例検討では、勿論自分のケースの提出はしなければいけないし、何でもいいわけではなくてテーマ・課題に沿った内容の事例資料を作成しないといけません。なので自分が解決したいケースではなくて、あくまで課題に沿った内容、課題に合わせたケースの事例作成をしないといけないんです。んで、それについて半日以上グループワークをするというのが大体の流れです。
この研修内容について納得しているケアマネに出会ったことがないのは事実で、私自身も何の意味があってしているのか謎です。
もし万が一問題解決が必要なケースを持っているなら、即座に事業所内や包括、他職種と相談連携して解決するべきですし
「あっ、ちょうどケアマネの更新研修があるからここで意見を聞いてみよう」
ってなっても、資料作成から実際の研修日まで何カ月も後なので、その頃にはとっくに問題の事態はかわっているんですよね。現に研修の事例の中でも
「実はこのケースもうこういう答えが出ちゃってて・・・」
みたいなこともあります。
要は問題解決っていうより、ケースの事例の流れをただなぞるような話になったりします。
じゃあそれ読めばいいじゃん💦読んで学んで終わりじゃん💦
って思われるかもしれませんが、その通りです(●´ω`●)
無駄なんです、事例検討&グループワーク
学びが必要な資格

とはいえ介護保険は3年ごとに改正があり、その都度ルールも変わります。
なのでケアマネは常に学び続ける必要がありますし、法律に沿ってルールを理解した上で職務を全うする必要があります。
なので定期的にその理解があるかどうかを確認する必要があるかどうかって話になると、私は必要性はあると思うんですよね。
特に自治体によってとらえ方が違ったり、細かい定義があったりするので、それらを整理するうえでも公に整列して前習えをする必要性は多少はあると思います。
で、現在の研修がそんな感じで必要性を感じられる内容かというと、全く持ってそんなことなくて、講師による座学も完全に消化試合のような使いまわしの内容で、グループワークも明日には忘れてしまうようなレベルの話し合いです。
意味のある内容の更新研修であれば必要性はあるが、そうでないならやらない方が良い。そういった個人的な思いです。
多くの無駄を生みすぎ

ケアマネは有休とか取りたくても中々取り辛い仕事です。それは、周りの方に迷惑をかけるからとかじゃなくて、『休んだ分だけ一カ月に使える時間が減るから、結局自分の首を絞めることになる』からです。
つまり時間がないんですよね、ケースを多く持ったり困難ケースでたくさん訪問しないといけない場合とかはなおさら。
そんな中、50~80時間も無駄に時間を使わされること、それどころか事例検討の準備もしなければいけない事実。加えて5万円も費用が掛かる。
そりゃ誰が納得するんだって話ですよね。時間もお金も無駄にしてしまうこの更新制度は早急に改善する必要があると思います。
ただでさえケアマネの減少が問題になっている中、「更新を機に引退します」って方も少なくありません。
ケアマネが働きやすくて続けやすい環境を作って頂けるよう、ただただ祈るばかりです🍀