こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)
「本人のために、ケアマネさんがやった方がいいんじゃないですか?」
そんなニュアンスの言葉を聞く機会があります。
ケアマネをやっていると時々聞くフレーズです。
例えば施設探しの時などにも言われることがありますよね。
施設紹介業者に依頼していると伝えると、
「えっ、ケアマネさんが探さないんですか?」 みたいな。
もちろん、ケアマネが施設を探さないわけではありません。
でも、僕が知っている数か所の施設から探すより、たくさんの施設情報や実績を持っている専門業者さんにお願いした方が、本人の選択肢は増えます。
特に特別な条件をお持ちな方であればなおさら。
だったら、その人たちの力を借りた方がいい。 僕はそう思っています。
不思議なもので、
「本人のことをよく知っているんだから、ケアマネがやった方がいい。」
と言われるんですよね。
でもね
知っていることと、繋げることと、それが求められることはそれぞれ別なんです。
例えばこれは、 家探しに似ていると思うんです。
施設探しを専門業者にお願いすることは、家探しを不動産屋さんに相談するようなものだと。
不動産屋さんを通さずに、自分で一軒一軒探して、大家さんと直接交渉して家を決める。もちろん、そういう探し方もあるでしょう。地道に時間をかけて自分の足で探す。
でも多くの人は、不動産屋さんが持っている物件情報や知識を借りながら、自分に合う家を探しますよね。
施設探しも同じで、ケアマネだけが抱え込むより、情報や実績を持つ専門業者さんの力を借りた方が、選択肢は広がり、いろいろな選択肢の中から、『ここだ』と思える場所を見つけていく。
ケアマネは 本人のことをよく知っている。
生活歴も 身体状況も家族関係も知っている。
本人がどんな暮らしを望んでいるのかも、一緒に考えてきています。
それが居宅介護支援です。
でも「本人のことをよく知っている」 と、
「世の中にあるすべての社会資源に一番詳しい」 は別の話です。
この二つは、時々混同されやすいのかもしれません。
だからこそ、必要な専門家につなぐ。
そして、 「この方はこういう生活をされていて、こういうことを大切にされています。」 と必要な情報を専門家に伝える。
専門家から出てきた選択肢をもとに、本人が考える。
僕はそれも立派な支援だと思っています。
むしろ、それがケアマネジメントなんじゃないかなと。
そして最近、もう一つ考えることがあります。
それが、 「本人のため」 という言葉です。
とても大切な言葉ですね。そして強い言葉です。
僕たちはご利用者さんのために支援をしています。
でも、だからこそ、この言葉は丁寧に使いたい。
一方で 「本人のために、こうした方がいい。」 を、気づかないうちに、自分の判断を通す言葉として使ってしまう場面も見聞きします。
もしそう思ったとき、 一度だけ、 「それは本当に本人が望んでいることなのかな?」 と考えてみたほうがいいと思うんですよね。
それは自分の感想になっていないか。ほかの選択肢も見えているか。
もしかすると、 自分が思う「本人のため」を、 無意識に本人の気持ちだと思い込んでいることがあるかもしれません。
というわけで、
それぞれが自分の専門性を持ち寄って、一人の生活を支える。
その方が、結果として本人の選択肢も広がるんじゃないでしょうか。
そして「本人のため」かどうかを決める主語は、
できる限り「支援者」ではなく「本人」でありたい。
そして支援者は、 「自分が何をしてあげられるか」だけではなく、 「誰につなげば、もっと良い選択肢が生まれるだろう。」 と考える。
そんなチームの方が僕は好きです。
餅は餅屋。 そしてケアマネは、 いろんな「餅屋」を知っている人くらいが、 ちょうどいいのかもしれません(●´ω`●)
餅職人にはなれないですからね🍀
★おまけ★
車だって同じだと思うんです。
一台の車を作るために、 タイヤを作る人がいて、 エンジンを作る人がいて、 ガラスを作る人がいて、 電子部品を作る人がいる。
それぞれの専門家が作ったものを組み合わせて、一台の車になります。
「この人が車について一番詳しいから、タイヤもエンジンもガラスも全部この人に作ってもらおう!」 とはなりませんよね。
それはそれで少し気になりますが🤔
