こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω｀●)
私はケアマネとして、介護保険法に基づき
ご利用者様とサービス事業所をつなぐ仕事をしています。
この仕事には、日々やりがいを感じていますが──
時々、“不思議な感覚”に包まれる瞬間があります。
今日はそのお話を、ちょっとだけさせてください。
※以下の内容は、実際の複数のご相談や経験をもとに、個人が特定されないよう配慮して再構成しています。
目次
🌱 はるか昔のことですが…
あるご利用者様がいました。
その方は、認知症もなく、身体も元気。
介護保険で利用していたのは 杖のレンタル一本だけ。
そんな方から、こんな相談を受けました。
「もっとやりがいを感じたい。
生きがいを持って暮らしたい。
何かできることはないでしょうか？」
その言葉と熱い思いに、私も胸が熱くなったんです。
介護保険では“不足に対し必要な支援”は提供できるけれど、
“今ある力を活かせる生きがい”まではなかなか提供できない。
だからこそ、何かできないか・・・と、数ヶ月一緒に悩みました。
🕊️ ふと浮かんだのは「ボランティア」の選択肢
その方の性格や趣味、これまでの生き方を思い返しながら、
ある時、私は提案しました。
「ボランティアなんてどうでしょう？」
もともとお世話好きという性格と、会話の中から「社会貢献をしてみたい」という発言、生きがいややりがいとしても自然な選択肢に思えたからです。
ただ、問題は“どこで活動できるか”。
そこで私は、ふとひらめいたんです。
「そういえば・・・」
そして、その方の自宅から通えるデイサービスに電話しました。
「すみません、新規の方なんですが……
利用ではなく、ボランティア希望なんです。
受け入れってしていますか？」
すると──
「ちょうどそういう方を探していたんです、大歓迎です😄」
ちょうどその法人が、地域のボランティア活動を推進していることをそこの親しい従業員に聞いていたのを思い出したんです✨
おかげで話はトントン拍子に進みました。
ボランティアをしたい“本人”
ボランティアを求めていた“デイサービス”
見事に、マッチング成功。
✨ その後の変化が、今でも心に残っている
結果は、大成功でした。
その方はその年の年末の忘年会に表彰までされて、とてもキラキラしていました✨
介護保険では“杖のレンタルだけ”だった方が、
週に何回かデイサービスのスタッフの一員として人の役に立つ毎日を送るようになったんです。
もちろん私はケアマネとして介護保険の支援が軸ですが──
これとそれとは別の次元でした。
「インフォーマルサービスを位置づけるのはケアマネとしては常識」
という感じの話でもないんですよね・・・。もちろん社会資源を有効に使うのは大切な視点ですが、なんかそういうケアマネ業務の枠にとらわれなくて
“サービス”でも“仕事”でもない。
“コンサル”という言葉でも収まらない。
ただただ、その人の人生のピースが
「カチッ」とハマった瞬間に立ち会ったような感覚。
私はその時、
ああ、これが最高のやりがいだ
そう思ったんです。
気付けば私自身までやりがいを感じてしまっていたというオチ🤣
🌾 ケアマネの仕事とは少し違うけど…
実は似たようなケース、他にもいくつもあります。
「全然関係ない相談なんですけど……」
そんな話から始まった出来事が、
気づけばその人の人生の背中を押すことにつながる。
例えば「これコラボした方がwin-winじゃないですか？」ってサービス事業所とサービス事業所をつなげたこともありましたし、ご家族とサービス事業所をつなげたこともあります
第三者だから見える「点と点」をつなげる
あるいは
「役に立ちたいという人と困っている人」をつなげる
そこになんの対価もないのに、いやないからこそ
「やってみよう！」
という気持ちになるのかもしれません
シャドーワークと呼ばれるのかもしれませんが、
私の感覚としてはもっと素朴で、もっと人間臭い。
本当の意味で “需要” と “供給” をつなぐ感覚。
そこに対価が発生しない分、むしろ純度が高い。
賛否あるとは思います。
でも、私はその瞬間に、ものすごい生きがいを感じます。
🍀 この感覚を、これからも大事にしたい
この不思議な感覚の正体は、まだうまく言語化できません。
ケアマネとしての喜びとも違う。
ボランティア精神とも少し違う。
ただひとつ言えるのは──
人の人生がほんの少し前に進む瞬間に関われた時、
あの“カチッ”という音が胸に響く。
私はそれを、これからも大事にしていきたいんですよね。
そして、もしこれがいつか一つの形になったら……
もっと多くの人の背中を押せるようになるのかな。
そんなことを、ふと思ったりします(●´ω｀●)
★おまけ★
ドラクエのエニックスとFFのスクウェアが合併すると聞いたときは驚きすぎて失禁しました
