ケアマネのひとりごと ~栄養士から学んだ小さな一歩~

福祉の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

いつも私の他愛もない記事を読んでくださりありがとうございます(人”▽`)
私自身、隙間時間に気楽に書いているので読んでる皆様もどうか適当に読んでいただけると幸いです(笑)

はい、記事の責任を全放棄して保険をかけまくったところで、本題に入ろうと思います

今日は、昔の経験から学んだ「小さな一歩の大切さ」について書いてみようと思います♪


栄養士からの一言

以前、地域ケア個別会議に参加したときのことです。
※地域ケア個別会議とは、包括支援センターから事例の提出を求められ、そのケースに対して各専門職がアドバイスを行うといったものです。

私は「促しても促してもなかなか水分補給をされないご利用者さん」の事例を提出しました。

そのとき栄養士の先生が言われたのが、

「無理に水やお茶じゃなくてもいいんです。ジュースでもコーヒーでも、なんならビールでもいい。摂らないよりはずっといいんですよ」

という言葉でした。

それを聞いたとき、私はハッとしました、
「そりゃそうだよな、そんなこと誰が考えてもわかる。なのになぜこんなに必死にお茶や水を勧めていたんだろう・・・」


頭が固くなると見失うもの

栄養士の先生のアドバイスは確かに極論ではあります。
「利尿作用があるからコーヒーはよくないのでは?」
「ジュースでは糖分が…」
色々とよぎるものもあります

私たちはつい“正しい形”を追い求めてしまいます。
それはそうあるべきだと思っているからですね。

そこに固執しすぎて、現状が改善されず
ベストを目指すあまり、一歩が踏み出せなくなることもあります。

毎日20分以上は運動しないとダメだから💦
と無理をし過ぎてしんどくなり続けられなくなる。
あるあるですよね。
本当は5分から、いや、1分でも外に出ることから始めて良いのに

大事なのは「不十分でもまずはやってみること」。
ゼロより一歩。これがすごく大切だと気づかされました。


ケアマネに必要な姿勢

ケアマネの仕事って、いろんな専門職と一緒に考えることが本当に大切です。

今回のケースでも専門職の方の意見だからこそ光るものがあります。
誰でもとにかくまずは水分を!という話でもないんですよね。

それこそ頭を柔軟に。
一人で悩まず、誰かに聞いてみる。

その際は「ゴールまでの最短距離は?」と聞くのではなく、
「今できる小さな一歩は何ですか?」と尋ねること。

私たちだって一人で大きな一歩を踏み出すことはなかなか難しい。
でも伴走者がいてくれれば続けられるものです。

毎日のウォーキングとかも誰かと一緒なら続けられますよね。
これは行動心理学では「コミットメント効果」と言うそうです。
人は宣言したことに対して一貫性を持とうとするそうで、
「言ったからにはやらないとバツが悪い・・・( ゚Д゚)」
みたいな感じでしょうかね

ケアマネの強みはネットワークです。
言い換えればケアマネ自身に深い知識はそこまで必要ではありません。
解決策へ繋ぐ力が大事なのです。

それを教えてもらい、一緒に歩むことが、私たちケアマネにとって大事な姿勢なのだと思います。


おわりに

この気づきはケアマネだけでなく、ご家族や多くの方々にも当てはまると思うんです。

ゴールを目指すとそこに早く到達することだけに縛られてしまうものですが、そうではなくて「私たちの一歩」について向き合ってほしいなと思います。

なんなら時には動かなかった日があってもいいですしね。

利用者さんも家族も、そして私たち専門職も完璧ではありません。
だからこそ「小さな一歩」を重ねることに意味がある。

あの栄養士さんの言葉は、今でも僕の中で大切な指針になっています🍀

★おまけ★
走るか筋トレか、毎日どちらかをするようにしてるのですが、できなかった日は布団の中で言い訳を考えながら寝てます(●´ω`●)

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