こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)
今回の記事では、お金の準備についてお話ししていきたいと思います。
🌀そのときの自分の状況
独立を決意した当初、私に自由に使えるお金は30万円だけでした。
家庭もある、子供たちの受験も控えている。貯金していく余裕もない
あれ?無理ゲーじゃない?なんてはじめは思いました
でもあきらめるにはまだ早い!(; ・`д・´)
徹底的に調べました。独立するまでにどんなお金が必要なのか・・・
📍調べた結果・・・
会社の設立に商工会(※市や町にある創業支援団体)の研修を受けることで
会社設立の登録料が合同会社の場合6万から3万円へ減額になることが分かりました(株式の場合は15万から7.5万へ)
さらに特定創業支援で5万円の助成金も手に入るという事実!?
これは岡山市のやつですが、各自治体でも同じように商工会で創業支援をされていると思います。まずはそういったところで情報収集ですね、私はそうやってできるだけ安く会社を作りました。
※商工会の創業支援に関してはまたのちほど
- 法人設立 6万円(創業支援で3万円に減額)
- 法人印(実印)・角印・銀行印 9180円
- 印鑑証明書 5部 2250円
- 履歴事項全部証明書 5部 3000円
書類関係を自分で用意して提出するという前提ですと、会社を作るのに必要な費用はこのくらいです。さらに助成金で5万円帰ってきますしね
実はそんなにお金ってかからないんです
👧「あれ?じゃあお金ってそんなに用意しなくていいの??」
いいえ、お金の準備は会社や居宅設立のためにいるのではなくて
・設備資金
・運転資金
のために必要なんです💦
💡設備資金と運転資金
設備資金とは居宅介護支援事業所の指定申請を受けるために
「この環境であれば運営してもいいよ」って行政に認められるためにいろいろ準備するためのお金のことです。
例えばパソコンや相談室のための机やいす。必要なものはきちんと定められています。
■3つのスペース(事務室・相談室・会議室)
■必要な物品
- 鍵付き書庫
- パーティション(相談室用の仕切り)
- 事務机
- コピー機
- パソコン
- 電話
- FAX
- インターネット環境
これらの準備が必要です。これらをいかに安く済ませるかも大事な要素になってきますね💡ちなみに私は
- 鍵付き書庫 18800円
- パーティションは事務所が3DKなので、必要なかったです
- 事務机 6990円
- コピー機(複合機) 24000円
- 電話 カイポケ(※ケアマネ向け介護ソフト)のレンタルサービス
- FAX インターネットFAX
- インターネット環境 自分の携帯でテザリング
てな具合で用意し、5万円ほどの設備資金で形だけではありますが事務所は完成しました👏
自宅で開業できれば一番安く済むと思いますが、事業所用の玄関が必要であることやバリアフリーであることなど自治体によって多少ルールは異なりますが結構自宅での開業はハードルが高いし、何よりプライベートな空間にご利用者が相談に来るっていうのも個人的には考えどことろでした。
続いて運転資金。
これが一番大事!
まず、条件を整理しましょう。
・資本金30万円
・引き抜きはなし(あらかじめ就業規則や今務めているところで今までに引き抜き等があったかなど確認しておきましょう)。なので初月から売り上げはゼロ
・でも家庭があるから初月から給料は必要
という条件で私は始めました。家のローンもあったりで、月24万円(ボーナスなしの手取り18万円ほど)がギリギリであると、普段の家庭の経済状況から判断。妻が共働きで介護職で働いてくれているという背景もあります。
※1馬力ではまた状況が変わってくると思います
さらに、事務所の月々のお金、ランニングコストはいくらかかるかも想定しました
- 家賃 5万円
- 雑費 1万円
- 光熱費(ほぼ在宅ワークであることを想定) 5千円
- カイポケ(介護ソフト) 5千円
- ガソリン代 1万円
- インターネットFAX 千円
- 税理士 1万円
- 仕事用ケータイ(カイポケ) 3千円
合計9万4千円
というわけで
- 役員報酬(給料) 240000円
- 社会保険料(会社支払い分) 13944円
- 厚生年金(会社支払い分) 21960円
- 毎月の事業所代 94000円
合計 約37万円
さらに万が一に備え、最低6か月分の運転資金は用意しておく。
これは起業の鉄則です。
これの6か月分を確保する必要がある・・・ということは
運転資金だけで227万円の用意が必要!!
無理ゲーじゃん💦💦
💰ないものは借りましょう( *´艸`)
お金の勉強をしているとわかってきたことがあります。
借金=悪ではない
ということと、どこでお金を借りるかが大事って話です」
きちんと返済できる算段を立てて、きちんとしたところから正規のルートでお金を借りる。その結果、独立をし自由を手に入れながら収入も安定していく。
実はお金の勉強をすればこの考え方ができるようになり、それが夢物語でも何でもないということに気付きます。
「日本政策金融公庫」をご存じですか?これは国が主体で行っている金融機関で、特に創業支援が手厚く、ハードルも金利も低めで融資を受けてくれます。
私は公庫で220万円の融資を受けることができました
そこで私が通った黄金ルートをお伝えします
①商工会で研修を受けることで”助成金+日本政策金融公庫の金利を下げる”支援を受ける(そういう創業支援がありました)
②研修の中で実際に日本政策金融公庫の方と面談のデモンストレーションなども行い、これなら大丈夫という融資に関してほぼ確定のお墨付きをもらう
③法人設立をしないと日本政策金融公庫で融資が受けられないので、ここで法人設立
👆ここがポイント👆
法人設立しても融資が受けられなかったらお先真っ暗だよね💦
だから商工会を通してお墨付きをもらったうえで法人設立することでリスクを最小限にするんです( ー`дー´)キリッ
④日本政策金融公庫に正式に融資の相談
⑤融資決定となり法人の銀行を開設し、そこに振り込まれる
といった流れをたどりました♪
正直、預貯金がない人のケアマネ独立はこのルートが一番確実だと思います。
また、返済に関しても初年度は金利のみの返済で毎月数千円
軌道に乗った次年度より3万円の返済という条件にしてもらいました
公庫は営利目的ではなく、純粋に創業支援をしてくるのでそのあたりもしっかり相談に乗ってくれるから安心です(●´ω`●)
🌱さいごに
きちんと計画を立てて、お金を用意する。
そうすることで、今の自分から解き放たれることができます。
👨「お金がたまったら独立しよう」
ってよく聞きますが、いつたまるのでしょうか?
たまった時はあなたは何歳なのでしょうか?
家族を守るのは第一優先ですが、周りや環境のせいにして考えるのをやめていませんか?
融資の際には事業計画を念入りに作り上げます。
事業計画とは自分の起こす事業がどういうところから収入を得てどのように事業を大きくしていくかを表す計画書です。それをしっかり考えて練って作るんです。
しっかり自分のやりたいことややれること。お金と経営と起業の勉強をして、可能な限りリスクを抑えて、無理のない融資を受ける。
そうすることでお金を貯めようとしていた期間に独立をし、さらに収入を自分次第で増やすこともできるわけですね。
人生は有限です。時間をどう使うか、そしてしっかり考えること
それが独立への第一歩です(●´ω`●)
応援してます。一緒に頑張りましょう🍀