ケアマネのひとりごと ~公平性と優秀さへの報酬~

福祉の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

この前、知り合いの理学療法士さんと飲んでいた時の話です。

転職を考えているらしく、今後の話を色々聞いていました。

🧠 転職について

その方は32歳。

まだ奨学金の返済もあるし、結婚はこれから。

将来のことを考えると、今のままではなかなか貯金も難しいとのことでした。

給料を聞くと毎月20万円いかないくらい。

昇給もそこまで大きくは望めないそうです。

じゃあ給料の良い病院に転職するのかなと思ったら、そうではなくて。

なんとジムに転職するらしい。

「ジム!?」と思わず聞き返してしまいました。

🌱 選択肢

話を聞いていると、病院から病院へ転職しても給料は大きく変わらないらしいんですよね。

それなら自分の知識や技術をもっと活かせる場所へ行きたい。

医療報酬とかそういう枠じゃなくて自費でサービスを受ける方々へ、自分の専門性を提供したい。

ということでパーソナルトレーナーとしてスポーツジムなどに勤めるそうです。

そんな考えでした。

私はそれを聞いて、「なるほどなぁ」と思いました。

勉強して身につけた知識。

積み上げた技術。

それを活かして生活を良くしていく。

それは何も悪いことではありません。

むしろ自然な選択なのかなって。

☕ いろいろ考える

ただ同時に、色々思うところはあって。

その人は勉強熱心で、利用者さんからの評判も良い。

いわゆる優秀なPTさんなんですよね。

まぁだからこそ病院の外でもやっていけるのでしょうが・・・。

でもそれで考えてみると、これからも、いやすでにそういう人たちがどんどん病院を離れていくのかもしれないなと思ったんです。

💡 市場原理と制度の原理は違う

ここでふと思いました。

市場原理と制度の原理って、少し違うんですよね。

市場原理は、「良いものには高い値段がつく」という考え方。

例えば美容師さん。

技術が高ければ指名が増える。

売上も増える。

結果として報酬も増える。

一方で医療や介護は少し違います。

制度原理は、「誰でも一定水準のサービスを受けられる」という考え方。

どこに住んでいても。

お金があってもなくても。

必要な医療や介護が受けられるようにする。

それが制度の役割です。

🔍 公平性と優秀さへの報酬

ここが難しいところなんですよね。

利用者さんからしたら、全国どこでも一定水準以上のサービスは受けたい。

でも働く側からしたら、頑張った分だけ評価されたい。

どちらも正しいと思うんです。

もし市場原理だけなら、お金のある人しか良いリハビリを受けられなくなるかもしれない。

でも制度だけだと、優秀な人が報われにくくなることもある。

つまり、「公平性」と「優秀さへの報酬」がぶつかっている。

そんな構図なのかなと思います。

🍀 社会保障制度のジレンマ

もちろん病院が悪いわけではありません。

病院だって制度の中で運営しています。

利用者さんが悪いわけでもありません。

その方々だって必要な支援を受けているだけですもんね。

そして転職する友人も悪くない。

むしろ応援してます。

でも結果として、優秀な人ほど制度の外へ出ていく。

本来なら病院や施設の中で学び続け、後輩を育て、現場を支える側になっていたかもしれない人たちがです。

それって医療としての発展は、国としてどうなのかなって。

これは誰か一人の問題ではなく、社会保障制度そのものが抱えているジレンマなのかもしれません。

でもまぁそもそもPTも病院だけでなくてスポーツチームに属したりはしますもんね🤔

🍂 おわりに

繰り返しますが友人の転職は応援してます。

でも同時に、優秀なPTやOTが病院から離れていく未来は少し寂しい。

その理由が経済的理由なら尚更。

やりたいことが見つかった!とかならいいとは思うんですけどね。

まぁこれって、PTやOTに限った話ではないと思います。

本当は制度の中でも、学びが評価され、技術が評価され、生活も守られる。

そんな環境が増えてほしいなと思います。

答えは分かりません。

でも友人の話を聞きながら、「この人を制度の中に留められない構造」の方が気になった。

そんな夜でした(●´ω`●)


★おまけ★

因みにOTを目指して大学に通っている我が息子は、
LINEスタンプを中学の頃から作ってて、小銭を稼いでいます(笑)

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