ケアマネのひとりごと ~本音を翻訳するって話~

福祉の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

世の中には「建前」ってありますよね。

この前、こんな張り紙を見たんです。

「地球温暖化防止、省エネルギー推進のため、軽装で執務しております。ご理解とご協力をお願いいたします。」

上手いなぁって思って。

もちろん嘘ではないと思うんですけど、でもたぶん地球温暖化のことだけを考えているわけではないと思うんですよね。

もし本音をそのまま言うなら、「楽な恰好で働かせてください」かもしれない(笑)

いや、多分そう。

ただ、それをそのまま言うと、「だらしない」とか「社会人としてどうなんだ」とか言われる可能性もある。

だから目的は同じでも、伝え方を工夫しているんですよね。

🌱 建前は嘘じゃない

建前って、嘘とは少し違う気がしています。

本音を隠しているというより、本音を社会で使える形に翻訳している。

そんなイメージ。

だから私は建前そのものは嫌いじゃありません。

むしろ賢いなと思うわけです。

☕ でもちょっと苦手なものもある

ただですね。

どうしても引っ掛かる建前があります。

トイレによく貼ってある、「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」です。

「いや、まだ使ってないんですけど🤣」って思うわけで。

もちろん意味は分かります。

「きれいに使ってください」より、「ありがとうございます」の方が行動を促しやすい。

実際、そういう心理学的な効果もデータもあるそうです。

だから理屈は分かる。

分かるんですが・・・

私はまだ何もしてないんですよ(笑)

これからの私次第なんです🤣

🌿 介護の現場にもある

考えてみると、介護の現場でも似たようなことがあります。

例えば認知症があり、お風呂が苦手な方。

「お風呂に入りましょう」とお誘いすると断られることがあります。

でも、「体重を測る時間ですよ」とか「先生から皮膚の状態を見るように言われているんですよ」とか。

そんなお声かけをすると動いてくださることがある。

もちろん目的は入浴です。

でも、その目的にたどり着くための伝え方を工夫しているんですよね。

これは騙しているわけではなくて、相手が受け取りやすい形に言葉を変えているだけ。

介護の現場も、ある意味では建前や言葉選びの世界なのかもしれません。

🍀 遠回しは優しさかもしれない

結局のところ、人は本音だけでは生きていけません。

本音をそのままぶつけると角が立つこともある。

だから少し言葉を選ぶ。

少し遠回しにする。

少し相手が受け取りやすい形にする。

それが建前なのかもしれません。

そう考えると、建前って単なる取り繕いではなくて、人間関係を円滑にするための知恵なんでしょうね。

🍂 おわりに

建前も大事だけど、変な言い回しをするくらいなら本音の方が良いなと思う時もあります。

「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」よりも、

「このトイレは利用者さんも職員も使います。気持ちよく利用できるようご協力をお願いします。」

くらいの方が私は好きです。

でもそれも含めて、人間のコミュニケーションって面白いなと思うんですよね(●´ω`●)

★おまけ★

男性用トイレの小便器には、「何事も一歩前へ」なんて張り紙があったりします。

もちろん見るたびに「うるせいやい」って思ってます(●´ω`●)

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