こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)
今日は少し、
「愚行権」と「自己決定」について考えてみようと思います。
ちょっと難しそうな言葉ですが、
現場ではわりとよくぶつかる話なんですよね🤔
目次
🧠 愚行権という考え方
ジョン・スチュアート・ミルという人が提唱した言葉で
愚行権(ぐこうけん)とは、個人が他人の意見に左右されず、自分の意思で行動する自由のことで、他者に危害を与えない限り個人の自己決定は尊重されるべきという考え方です。
たとえそれが、
外から見て「愚かだな」と思える選択であっても、
本人が決めたことであれば尊重されるべきだと。
これがいわゆる「愚行権」です。
🤔 じゃあ福祉の現場ではどうか
ただ、この考え方をそのまま
認知症の方などに当てはめると、
少し違和感が出てきます。
なぜなら、
認知症などの症状によりご利用者の判断能力が落ちている可能性があるからです。
本来、人は自分で自分の行動を決める権利がある。
でも、その権利をうまく使えない状態であればどうなのか?
ここに、
家族や支援者のジレンマがあります。
🧩 どこまでが自己決定なのか
例えば、
「私は杖を使わずに歩きたい」
とおっしゃる方がいるとします。
でも実際には下肢筋力が低下していて、
転倒のリスクがかなり高い。
このとき、私たちはリスクを説明します。
- 転倒した場合の影響
- 生活がどう変わるか
できるだけ丁寧に伝えます。
でも「それでも歩きたい」
と本人が言ったとき、
……止めきることはできません。
それを止めきることはできません。
どう歩くかを決めるのは本人だからです。
🪵 人は自分のことを正しく見れない
こういう場面って、
実はそんなに珍しくありません。
年齢を重ねるごとに、
- 「自分が思っている自分」と
- 「周りから見えている自分」
このズレが大きくなっていきます。
頑固になるというより、
そのズレを埋められなくなる感じ。
自分も40歳になってなんとなくわかるんですよね。
気持ちは若いままなんです。
でも体はそうでもない。見た目はだいぶおっさん(●´ω`●)
たぶんこれって
みんな少しずつ持ってるズレなんだと思います。
🧠 じゃあどうするのか
無理に杖を持たせるのではなく、
一旦それは諦める。
その代わり、
- 段差をなくすとか
- リハビリを増やすとか
- 転倒したときにすぐ動ける体制を作るとか
いわば、
「第二の作戦」を考える。
本人の意思は変えられない前提ならば、別の手段でどう守るかを考える。
これってある意味、
愚行権を完全に否定しないやり方なのかなと思っています。
🌀 正しさだけでは回らない
福祉の現場って、
正しさだけで押し切ろうとすると、うまくいかなくなることが多いです。
100%安全を目指せば、本人の自由がなくなる。
でも自由を優先すれば、リスクは上がる。
この間でずっと揺れる。
正解はたぶん、ないんですよね。
🍂 おわりに
結局のところ、本人の意思と安全、
その二つを両立させることは難しいですし納得のいく結果になることもなかなかないんですよね。
それでもなんとか答えを出しながら
間で揺れながら考え続けるしかない仕事なのかなと。
最近よく思います。
まぁ人はそこまで完璧に合理的には生きられないし、
自分も含めてどこかで間違えるし、ズレるんですよね。
だからこそ、それを前提に支援を考える。
それが、結果的に本人や家族の救いになることもあるのかもしれません🍀
★おまけ★
ダイエットしなくちゃとか言いつつ、煎餅食べながらパソコンポチポチしている私の愚行もきっと許されるはずです(●´ω`●)
