ケアマネのひとりごと ~熱量のチューニング~

福祉の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

今日は「熱量」についてお話ししたいと思います。

この話、介護の現場で働く方やケアマネさんなら――
マキシマム ザ ホルモンのライブ並みに首を縦に振りたくなる内容だと思います(●´ω`●)ではいきます♪


🌳 20年の経験から見えてきたこと

私は福祉の業界に20年以上携わり、多くの仲間が現場を離れていくのを見てきました。

・安月給に耐えられない
・人間関係がつらい
・仕事が自分に合わなかった

そんな理由も多いのですが、実はもう一つ大きな理由があります。
それは――「人との関係の中で傷ついてしまうこと」。

特に、

  • 優しすぎるが故に疲れ切ってしまう人
  • 必要以上に“見返り”を求めてしまう人

この2つのタイプの人が、静かに心をすり減らしていくのを見てきました。

今回はその中でも、後者の「見返りを求めること」について、少し掘り下げていきます。


💚 見返りと福祉の関係

福祉とは“無償の愛”で奉仕するもの――
そんな風に語る人もいます。
また、“困っている人を助ける仕事”だという人もいます。

どちらも間違いではありません。
けれど、「見返り」を求めてしまうと、いつか必ず心が壊れてしまいます。

なぜなら、相手と自分は同じルールで生きていないからです。


🥎 キャッチボールとバスケットボールの話

たとえば、あなたが「キャッチボールをしよう」と思ってボールを投げたとします。
相手はキャッチして……突然、バスケットゴールに向かってシュート!

あなたは「いや、キャッチボールしてたんだけど!?」とモヤモヤ。
でも相手は「ナイスシュートでしょ?」と満足そう。

この時、お互いに悪気はないんです。
ただ、ルールが違うだけ

だからこそ、もし「見返りを求めない」と決めていたら、
「お、バスケだったのね。ナイスシュート!」
と笑って対応できる。

相手がレシーブしてきたら、バレーボールの気分で返せばいい。

つまり――
見返りを求めない=相手のルールに合わせる柔軟さを持つこと。


♣ 熱量のチューニングをする

「支援したらお礼を言うのが当然」
そういう自分ルールを相手に押し付けると、心が疲れてしまいます。

相手がそっけなくても、
「ああ、この人はこういうルールなんだな」
と理解して、自分の熱量を“チューニング”する。
それは空いたが悪いわけでもあなたがずれてるだけでもない、
ただルールが違うだけ

もちろん、だからといって相手に合わせて横柄な態度をとる必要はありません。
あくまで相手を理解するということ。
そして誠意には誠意を。
大事なのは、必要以上にカロリーの消費はしない。

プロとして大切なのは、
相手の温度に合わせつつ、自分の芯はぶらさないこと。


🍂 まとめ|自分のペースで燃え続ける

福祉の仕事は、どうしても「人のため」に頑張りすぎてしまうもの。
でも、相手のペースやルールに合わせる“ゆとり”を持てたら、
もっと長く、穏やかにこの仕事を続けていけます。

自分の熱量をコントロールすること――
それが、**「燃え尽きない福祉の体力」**を育てるコツかもしれません。


★おまけ★
「目には目を歯には歯を」って実は「必要以上に仕返ししてはいけない。適切な報復を」っていう意味が含まれてるそうです(●´ω`●)

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