日本介護支援専門員協会柴口里則会長「ケアマネの給料は十分でない」

福祉の話

こんにちはまんぷくです(●´ω`●)

突然ですが、お金って大事ですよね。だってないと生きていけませんもの。

私はあまり物欲がない方ですが、いざ事業を立ち上げるとなるとやはりお金は必要になってきますし、何をするにしても選択肢は増えるので、やはり大事であることには変わりないのかなと思うわけです。

どこか旅行に行くにしても飛行機、新幹線、電車、車、いずれもそれ相応のお金が必要になってきます。

そんななか、今日もいろいろと福祉のニュースを見ていたところ、このような内容の記事を見つけました↓↓ケアマネの皆様は注目ですよ~

居宅介護支援の基本報酬の引き上げ、介護支援専門員の処遇改善を強く主張していきます

介護ニュースjointさんの記事によれば、次回の2024年の介護報酬の改定にてケアマネの処遇改善が期待できるかもしれないと言われているわけです。

実は居宅介護支援における利益率ってプラスらしいんです。いわば黒字営業ができていると。いっぽうでケアマネの給料って全産業の平均年収を大きく下回っているそうです。

厚生労働省の産業構造基本統計調査によれば2021年の平均年収は456万円

因みに岡山の介護支援専門員の平均年収は309万円
  ※indeed 岡山県 介護支援専門員 平均年収 より

断トツで少なすぎるわけです。

この状況に対し、日本介護支援専門員協会の柴口里則会長は

「介護支援専門員の平均年収を500万円まで引き上げるべきだ

と以前から主張してくださっているわけです。

ケアマネの質と給料とのジレンマ

会長はさらにこう続けています

『現状は、全産業の平均(*)を大きく下回る水準にとどまっていますよね。これでしっかりと人並みの生活をしていけますか? 家族を養い、子どもを大学へ行かせてあげられますか? 厳しいですよね。そうした状況を放置しておいて、「ケアマネジメントの質を高めろ」と言うのも矛盾があるでしょう。』

いや、ほんとそうですよね。自分の生活に余裕があってこそ最高のサービスの提供ができるわけです。

「マズローの欲求5段階説」は皆様も一度は耳にしたことがあるかなと思います。↓

①生理的欲求・・・日常生活を送るための基本的・本能的な欲求
②安全欲求・・・危険を回避し、安全・安心な暮らしを求める欲求
③所属と愛情欲求・・・グループに属し、仲間を求める、愛情を求める欲求
④自尊・承認欲求・・・他者から認められ、尊敬され、尊重されたいという欲求
⑤自己実現欲求・・・自らの内にある可能性を実現する 自分の使命を達成 人格内の一致・統合をめざす

①から順番に欲求を満たしていき、最上級の欲求は⑤の自己実現というわけです

金銭的余裕なんか②ですからね。もう初歩の初歩。

自分が家族も養えそうもない環境でケアマネの質を高めたい!なんて言ってる場合じゃないわけです。ましてや奉仕の精神なんて培われませんよね。

とりあえずは今後に期待!

ケアマネの処遇の改善は以前からで続けている話題でもありますし、いつになるのかはわかりませんが、会長がこうあるべきだと唱え続けてくれている以上、多少なりとも希望はあるのかなと思います。

勿論ケアマネの質=給料に左右されるというわけではありませんし、ほとんどのケアマネは低い待遇の中で最善を尽くそうとされています。

だからこそ多くの高齢者が救われているのは紛れもない事実でしょう。

これからも優秀な人材が増えていくように、そして市場が明るく拡大されるように、良い知らせが耳に入ることを祈ります

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