こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)
前回は**「利用者の生活における不便益」**について書きました。
今回は少し視点を変えて、第2弾ということで**ケアマネ業務の中での”不便益”**について考えてみたいと思います。
※不便益とは
- 便利さを追求することで失われる価値や体験
- 不便さをあえて残すことで得られる利益
そんな意味を持つ言葉です。
目次
🧠 業務の効率化は悪なのか
最近は、AIやデジタル化の流れもあり、
業務の効率化がどんどん進んでいます。
実際、私自身もAIに助けてもらいながら事務処理をしており、とても助かっています。
効率化によって生まれた時間は、
- モニタリングや訪問の質を高めることにも使えますし
- 自分の時間にも充てることができます
こう考えると、
業務の効率化は進めるべきであり、ここに「不便益」はあまり当てはまらないのではないかと思います。
🤖 AIで思考力は落ちるのか
一部では
「AIに頼ると考える力が落ちるのではないか」
という声もあります。
ただ、私は少し違うように感じていて
AIを正しく使うためには、
- 適切な指示を出す力
- そして出来上がった内容を判断する力
が必要なんですよね。
つまり、
専門性がなければ、AIは使いこなせない。
そういう意味では、
向こう岸に行くことが目的であり、
泳いで渡ることが目的ではない。
それなら船で行く方が濡れないし早いよね。
っていう考え方です。
🖊️ あえてアナログを残すという選択
では、業務の中で”不便益”があるとすればどこか。
あくまで私の感覚ですが、
それは**「すべてをデジタル化しない」という選択**にあるのではないかと思います。
電子署名の例
例えば、電子署名。
iPadなどに指でなぞって署名してもらう方法です。
私もそのシステムを一度試みたことがありますが、
利用者側のストレスが大きいと感じました。
「こんなもので契約して大丈夫なのか」
と不安に感じる方もいます。
もちろん、保管や管理の面では圧倒的に便利です。
でも、
紙にサインをするという行為には、どこか安心感や実感がある。
効率は悪いかもしれませんが、
あえて残すことで得られる”納得感”や”温かみ”もあるように思います。
良い悪いではなく、まだちょっとだけ早い。
ご利用者に寄り添うなら、まだ紙ベースの方がよさそう。
⚠️ 不便益ではなく”ただの不便”もある
一方で、
これは”不便益”ではないだろう
と思うものもあります。
要はウソ不便益。
例えば、
- 毎月のモニタリングの一律化
- 目的は同じなのに単位数が変わるだけでも会議が必要になるルール
本来は、
本人の状態に応じて柔軟に判断すべきものが、一律のルールによって縛られてしまっている。
これは
「不便を残すことで得られる益」
のように見せかけて
単純に業務を圧迫しているだけではないかと感じることがあります。
🌀 形だけ整って、実態が伴わない
もちろん、
「ルールがなければ、やらない人が出てくる」
という考え方もあると思います。
ただ、
やらない人は、ルールがあってもやらない。
そういう現実もあるのではないかと思います。
結果として、
「やっていることになっている」だけで実態が伴っていない。
「これは不便益なのだ」と、
本当はただ不便なだけのものに意味を持たせて残してしまっている。
そんな場面もあるのではないでしょうか。
🧩 不便益とは何なのか
不便益とは、
ただ不便であることではなく、不便の中に価値があること
だと思います。
だからこそ、
すべての不便を肯定するのではなく、残すべき不便と、なくすべき不便を見極める
ことが大切なのではないかと感じています。
🍂 おわりに
業務の効率化は進めるべき。
でも、すべてを効率化すればいいわけでもない。
そこには事業所や家族、ご利用者が存在します。
そのバランスを考えることこそが、これからの時代に求められているのかもしれません。
そんなことを考えながら、今日も仕事をしています(●´ω`●)
★おまけ★
デジタル化に関してですが
長い旅になるなら船が良い
すぐそこまでなら泳ぐ方が早い
そんな思考の違いな気もするんですよね。
長期的視点か短期的視点なのか。そこで動き方が異なる気がしています。
