ケアマネのひとりごと 〜全ては“マッチング”でできている〜

考え方の話

今日は、昔とあるご利用者様からお聞きした、とても深いお話をシェアしたいと思います。

その方は、いろんな経験をされ、会社を経営しておられたような、人生の厚みを感じる方。
そんな方がふと、こんなことをおっしゃったんです。

「人生は、すべて“マッチング”で決まるんだよ」


🔗 医者と患者、教師と生徒、友人同士…

私たちは生きている限り、誰かと出会い、誰かと関わる。
その一つひとつが“マッチング”(相性の組み合わせ)なんですよね。

そしてこのマッチングは、
必然のようであり、偶然のようであり、自分ではコントロールしきれないことも多い。

でも、その方はこう言われました。

「良い悪いのほとんどは、能力じゃなくて“相性”で決まる」

Aが優れていて、Bも優れている。
それでもAとBの相性が合わなければ、力は発揮されない。

逆に、Aが優れていてBがそこまででなくても、
マッチングの相性が良ければ、想像以上の力が動くこともある。

これは、長年会社をやってこられた中での“体感としての真実”なんだと思います。


🔎 マッチングの中で、何を選ぶか

人生は“抗えないマッチングの連続”。

その中で自分ができることはただ一つ。

今のマッチングをどう扱うか、
そして必要なら、離れるという選択をするか。

医療でも、介護でも、職場でも、友人関係でも。

・「あの先生じゃなくて別の先生ならもっと良かったかも」
・「あの職場より別の職場の方が向いていたのかも」
・「この人とは何か違うな…」

途中で気づくこともあれば、あとで「あれは違ったな」とわかることもある。

でも、多くの人がやってしまうのがこれ。

「もう出会ってしまったし仕方ない」

……いやいや、仕方なくないんですよね。


🚪 離れるのは「偶然」じゃなく、自分の“選択”

マッチングは偶然だけど、
離れるかどうかは自分で選べる。

ただし、離れる選択はリスクもある。
例えば会社とのマッチングが合わず転職したとして、
転職を繰り返して給料がどんどん下がってしまうケースも“転職あるある”。

だからこそ必要になるのが、

「なぜ離れたいのか?」
「何が合わなかったのか?」
「自分の何を大切にしたいのか?」

という振り返り。

この振り返りなく“ただ離れる”を繰り返すと、
永遠に良いマッチングには出会えない。

逆に、ちゃんと整理して手放していけば、
次のマッチングが一気に良くなることもあります。


🌱 最後に

ご利用者様の言葉には、経験を生きた人だけが持つ重みがありました。

そして僕自身もケアマネとして多くの人と出会う中で、
「ああ、人生ってほんとマッチングでできてるな…」
と感じることが本当に多いです。

だからこそ、今関わっている人との相性に悩んでいる方がいたら、
こう伝えたいです。

「あなたが悪いわけじゃない。
合ってないだけかもしれない」

そして——離れるのは、あなたの自由です。
人生はこれからも出会いと別れの連続ですからね(‘ω’)

どうか皆さまが良いマッチングで、傷つかずに過ごせますように🍀

今日も読んでいただき、ありがとうございました(●´ω`●)

★おまけ★
今も一緒に飲む小学校時代の親友とは、5年生の音楽発表会で一緒にアコーディオンを弾いたのがきっかけでした♪

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