ケアマネのひとりごと ~経営者になった僕が、ずっと心配していたこと~

事業の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

独立すると、

仕事=収入=生活

になります。

当たり前ですが、事業を続けるためには、きちんと稼がなければいけません。

ただ、ここは人によって考え方が違うので、あくまで「僕は」という話なのですが、

もし稼ぐことを一番の目的にするのであれば、福祉の仕事を選ばなくてもいいと思っているんですよね。

同じ時間を使って、もっと稼げる仕事はほかにもあると思うからです。

もちろん、福祉だから利益を出してはいけないという話ではありません。

利益がなければ事業は続きませんし、事業が続かなければ支援も続けられません。

だから経営について考えることは、ものすごく大切です。

それでも僕は、「福祉」という仕事を選んだ以上、福祉についてきちんと向き合える自分でいたい。

これが、僕の根っこにある思いです。

実際に事業を始めると、福祉の心だけでは経営できません。

売上や経費、担当件数など、いろいろな数字と向き合うことになります。

例えば、居宅介護支援事業所では、要支援と要介護で一件当たりの収入が大きく異なります。

同じように相談を受け、サービスを調整していても、およそ3倍近い差があります。

つまり、担当している方が要介護から要支援になれば、事業所の収入は下がります。

経営だけを見れば、決して小さな変化ではありません。

そして僕は、起業した頃からずっと気になっていたことがありました。

実際に利用者さんが要介護から要支援になり、売上が減る場面に出くわしたとき、自分は心の奥で何を思うのだろう。

少しでも、

「くそーっ。」

と思ってしまうのだろうか。

「残念だな。」

という感情が出てしまうのだろうか。

知らないうちに、利用者さんへのリアクションが変わってしまわないだろうか。

これは、僕の中では結構大きなテーマだったんですよね。

経営者になったことで、利用者さんを「支援する方」ではなく、「売上」として見るようになってしまわないか。

そんな不安が、どこかにありました。

そして実際に、要介護から要支援へ変わる方が出てきました。

そのとき、僕がどう感じたか。

実は、

「くそーっ。」

とも、

「残念だな。」

とも、まったく思わなかったんですよね。

これが、きれいごとではなく本当に。

僕は日頃から、担当している方の一覧を何度も見ています。

現在の要介護度や認定の有効期限、最近の身体状況や生活の変化などを見ながら、

「次の更新では、今の状態ならこのくらいかな。」

と今後の事について年中無休で四六時中考えています。

そのため、認定結果が出ても、

「ふむふむ。だいたい想定どおりだな。」

と思うくらいなんですよね。

状態が良くなった結果として要支援になり、ご本人やご家族も喜ばれているのであれば、

「良い結果になってよかったですね(●´ω`●)」

と思います。

反対に、想定していたより介護度が重ければ、

「意外な結果でしたね💦」

と、これからの支援について考えます。

そこに、事業所の収入や経営のことは、まったくかすりませんでした。

いつもどおり、利用者さんの立場から結果を見ていたんですよね。

そのとき僕は、

経営者としての視点よりも、長年かけて身についたケアマネとしての立ち位置の方が、ずっと深く自分の中に根付いているのかもしれないなと思いました。

もちろん、売上が減るという経営上の現実がなくなるわけではありません。

そこは経営者として、別のところできちんと考えなければいけません。

でも、それは利用者さん一人ひとりの認定結果に背負ってもらう話ではないんですよね。

利用者さんのことは、ケアマネとして考える。

事業全体の収支は、経営者として考える。

この二つは、分けて考えればいい。

経営者になったからといって、すべての出来事をお金に結び付ける必要はないのかもしれません。

もし、独立した頃の自分に声をかけるとしたら、

「そんなに心配しなくても、お前は根っからのケアマネだから、今までどおりやればいいよ(●´ω`●)」

と伝えたいですね。

経営者になっても、ケアマネとして積み重ねてきたものは、思っていたより簡単にはなくならないようです。

★おまけ★

とはいえ、売上が減るという現実までなくなるわけではありません。

そこをどうするかは、経営者である僕の宿題です。利用者さんの介護度に背負わせず、僕が頭をひねって何とかします(´・ω・`)

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