ケアマネのひとりごと ~ケアプランの有料化について思うこと~

介護保険

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

今日は、ここ最近ニュースや業界内で話題になっているテーマ、**「ケアプラン有料化」**について書いてみたいと思います。

SNSでもニュースでも、いろんな声が飛び交っていますが、そもそも

「今って無料なの?」
「何にお金がかかるの?」

そんなところから、実はあまり理解されていない部分でもあります。

制度って難しいですよね。

だからこそ今日は、一人のケアマネとして、
そして現場で利用者・家族の声を聞いてきた人間として、
私はこの議論を他人事には感じていませんし、一般の方にも伝わる形で書いてみます。


📝ケアプランって無料なの?

まず結論。

ケアマネの相談・ケアプラン作成・調整・担当者会議・モニタリング…すべて利用者負担ゼロ(10割給付)です。

つまり、利用者さんやご家族は、ケアマネに相談したり支援を受けても、直接お金を支払う必要はありません。

この仕組みには理由があります。


💰なぜ無料なのか?

そもそも、なぜケアプラン作成は「利用者負担ゼロ(10割給付)」になっているのでしょうか。
これは制度が始まった当初から議論されており、
厚労省の資料や社会保障審議会の議事録でも、
「相談段階に費用負担を設けることで必要な支援につながらなくなる懸念」
が繰り返し示されています。

また、日本介護支援専門員協会も公式声明の中で、
「ケアマネジメントは利用者の状況に応じて必要なサービスにつなぐための機能であり、利用に負担を課すべき性質のものではない」
と述べています(2024年公開資料より)。

つまりケアプランが無料なのは、「優しさ」や「昔からそうだから」ではなく、
“支援が必要な人ほど相談にアクセスしづらくなる” という格差を防ぐための制度設計上の理由なんですよね。

まとめると↓

ケアプランが無料の理由
・支援が必要な人が「相談すること」自体にお金がかかることで利用をためらわないようにするため
・サービスに結びつくための「入口」として、障壁を低くするため
・利用者の所得や情報格差がある中で、支援機会を公平に確保するため

こんな感じ(●´ω`●)


❓なぜ今「有料化」が検討されているのか?

一番の理由はこれです。

介護保険財政が本気でキツい。

高齢者は増える。
医療も介護もニーズは増える。
でも支える現役世代は減っていく。

その中で政府は、

  • 支援の内容を見直す
  • 利用者の負担割合を変える
  • 保険料を上げる

…など複数の選択肢を検討しています。

その1つが、今回の 「ケアプラン有料化案」


🤔有料化したら何が起きる?

ここはよくある意見を整理します👇


✔️メリットとして挙げられるもの

  • 財源が少し楽になる
  • 「とりあえず頼む」ではなく、利用者の意識が変わるかもしれない
  • 本当に必要な人にサービスが行き渡る可能性がある

たしかに、制度維持という視点では一理あります。


❌デメリット(現場はこっちを強く懸念)

  • 「お金かかるならいいや」と必要な人が相談できなくなる
  • 支援者と利用者が「対等」ではなく「客と提供者」になる
  • 金額交渉や徴収で現場が疲弊する
  • 所得によってサービス利用に差が出る可能性がある

特に最後の2つは、制度の根幹を揺さぶります。


🍀ここからは、私の本心。

ケアマネの仕事って、ただ書類を作るだけじゃありません。

  • 利用者
  • ご家族
  • 医療
  • 介護・行政
  • サービス事業所

その間に立ち、誰か一方に偏らず、中立・公平に調整する役割です。

でも――もし有料化されたら。

「高い金払ってるんだから言うとおりにしろ」
「気に入らないからケアマネ替える」
「うちは払ってるんだから優先して」

そんな空気が制度に入り込む未来が、現場には見えています。

本来ケアマネは事業所とご利用者との間に入ったり、
常に中立の立場で状況を判断し、環境を整えていかなければなりません。

しかしそこに「金銭のやり取り」が加わってしまえば、
「お金を払ったから」「お金を受け取ったから」という
本来、立場上不必要な感情が出てきますよね。

そんな中で正しいケアマネジメントなんてできるわけがありません。


🍂結論

制度は変わっていきます。
そして財源の問題も現実です。

でも、私はこう思っています👇

財政難はわかるが、徴収しやすいところ(福祉やケアマネ関連)からとりあえず取っておこうというのは誰も幸せにならないよ

そして

ケアプランは商品ではありません。
生き方と生活を整えるための道しるべです。

だから私は、現時点では 反対です。
かといって申し訳ないですが代替案があるわけではないです。
例えば医療費を・・・と言えばそれはそれでどこかしらの首を絞めるわけだし。安易に「こうすれば」というのも無責任ですよね。
本当に難しい問題なんだと思います


最後まで読んでくださりありがとうございました😊
また明日も書きます(●´ω`●)

★おまけ★
開業して給料が2/3くらいになったけど、一切無駄な消費をしなくなったらやっていけてる。ひょっとして財政難って無駄を省くことが大事なんじゃない?

もちろん制度と私生活は同じではありませんが、仕組みを変える前に、制度全体の無駄や非効率な部分を見直す視点も必要だと思っています(●´ω`●)

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