こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです。
今日は、私がずっと悩んでいた「メモが汚すぎて後から読めない問題」について書いてみようと思います(笑)
ケアマネをしていると、利用者さんやご家族の話を聞きながらメモを取る場面が多いのですが……焦って殴り書きすると、あとで読んだときに 「なんて書いてあるんだこれ?」 となることがしょっちゅう。
以前、ある動画で見たんです。
「乱筆でも丁寧でも、実は書くスピードはほとんど変わらない」
という話。
これを知って衝撃でした。
だって私はずっと「急がなきゃ!」と走り書きしていたのに、それで読めなくなって、結局二度手間になっていたわけで…。
今日はその“走り書きは速いという錯覚”について、ケアマネとして日々感じていることを交えて、ゆるっと語っていきます。
目次
◆ ① 「走り書きの方が速い」はただの思い込み説
焦って殴り書きすると、なんとなく“早く仕事できている感”が出ますよね。
でも、実はあれって ほぼ錯覚 なんです。
人って、メモを取るときに時間がかかっているのは
字を書く動作そのものではなく、「何を書こうか考えている時間」 の方なんです。
たとえば、
- 「どこまで書いておくべきかな…」
- 「この言い方で伝わるかな…」
こんなふうに考えている時間が長い。
つまりここが、いわゆる“ボトルネック”(=全体のスピードを遅くしてしまう原因)なわけです。
要は
“書く速さより、考えている時間の方がメモのスピードを左右している”
ということです。
だから、乱雑にサッと書いても
「書いている瞬間」だけ少し速くなるだけで、
全体ではほぼ時間が変わらない。
むしろ、走り書きだと後で読めなくて
「これ何て書いたんだっけ…」
と解読時間が発生してしまう。
その分、“トータルでは遅くなる”わけです。
つまり、
丁寧に書く=全体の時間はほとんど変わらないのに、後で困らないから得
という結論になります。
◆ ② 丁寧に書くことのメリットは “未来の自分が助かること”
丁寧に書くと、後から見返すときにストレスゼロ。
「これ何て書いてあったっけ…?」と解読作業しなくて済むので、結局は時短になります。
あと、丁寧に書くと
記憶が曖昧なまま勝手に変換されるリスクも減る。
ケアマネって、言葉のニュアンスひとつでプランの方向が変わる仕事だから、正確な記録ってすごく大事なんですよね。
丁寧に書く=慎重に仕事をする
というより、
丁寧に書く=リスクを軽減する
という感じ。
◆ ③ 「全部書かなきゃ」からの脱却
丁寧に書こうとすると、
「全部書けない」「追いつかない」と感じる人も多いはず。
でも書くのは、
“要点だけ”で十分。
私が気をつけてるのはこの3つだけです。
- 大事な名詞(人・サービス名、病名)
- 数字(時間・回数・日付)
- キーワード(家族の意向・症状、本人の希望など)
この3つさえ押さえれば、後から文章に再構築できます。
記憶のスイッチだけ書いとけばいいんです♪
逆に、全部書こうとすると絶対追いつかないし、
焦る → 乱筆 → 読めない
の負のループに入ります(笑)
◆ ④ 相手の前でメモを取る問題について
これ、ケアマネの間でも意見が分かれるところですよね。
たしかに、
・話し手のテンポが崩れる
・書いていると、真剣にメモしてる感じにも見える
・一方で、手元ばかり見て「聞いていない」と思われる可能性もある
・書かないと話の内容を覚えきれない
・でも顔を見て話を聞きたい
色んな考えが右往左往しますよね
そんな中で私が最近、落とし所としてメモを書くときは
「忘れないように、メモを少しだけ取らせてくださいね」
と一言添えて、
必要な部分だけ軽く書くようにしています。
顔を向けて相手の表情を見ながら、
手元では最小限だけメモ。
これなら印象も悪くなりませんし、
丁寧なメモと会話のバランスも取れます。
◆ ⑤ まとめ:丁寧に書く方が、結果的に速い。
走り書きは速い。
丁寧に書くと遅い。
そう思ってましたが、実際は逆でした。
丁寧に書いた方が、あとで読みやすい。
読みやすいから迷わない。
迷わないから仕事が速く終わる。
つまり、
丁寧=時短 だったわけです。
これからも私は、
“未来の自分のために丁寧に書く”
というスタイルでやっていこうかなと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(●´ω`●)
★おまけ★
話の「内容」ももちろん大事ですが、「会話」という時間そのものが大事なんじゃないかな、と最近よく思います(●´ω`●)

