ケアマネのひとりごと ~テイカーうんぬんかんぬんについて~

考え方の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

アダム・グラントさんの『GIVE & TAKE』が出版されてから約10年。
当時は、

「ギバー(与える人)が一番いい!」
「テイカー(もらう人)は害悪!」

みたいな極端な話がネットでもビジネス界隈でもよく飛び交ってました。

正直、私はそういう“どちらが正義か”みたいな空気に、
うっすら気持ち悪さを感じてました(●´ω`●;)

今日は、その理由と、私が日々思っていることをゆるっと書いていきます。


🍚 下準備:ギバー・テイカーって何?

一応だけ軽く整理すると、

  • ギバー:与える人
  • テイカー:受け取ることを優先する人
  • マッチャー:与える・受け取るのバランスを取る人

という3分類が本に出てきます。

ただし本の中では、
「人は基本的にマッチャーで、誰の中にもギバー性もテイカー性もある」
と書かれていて、

“あなたは100%ギバーです!”
みたいな決めつけの話ではないんですよね。

今日は本の要約ではないので、このくらいで。


🚨 周りにいる“テイカーっぽい人”

テイカーというと「自分の利益ばかり追う人」のイメージがありますよね。

私の周りにも確かにいます。

  • とにかく自分が得したい
  • 棚ぼたを狙っている
  • 「まずは自分が儲かるかどうか」が最優先

そんな人たち。

でも観察していて気づいたのは、
彼らが“悪い人”なのではなく、

  • 気持ちにもお金にも余裕がない
  • 将来への不安が強い
  • とにかく何か掴まないとしんどい

そういう“背景”がほとんどの場合あるということでした。

むしろ、
誰だって余裕を失えば、テイカーっぽくなる部分は出るよね
という感じ。

それに、テイカー性って
“性格”じゃなくて“その時の状態”なんですよね。


🌱 ここからが本題:見返りを求めてたら何も始まらない

正直、
ギバーとかテイカーとか、どう分類されるかなんて本当にどうでもよくて。

私が一番しっくり来ているのは、

👉 見返りを求めてるうちは、行動は止まる。

👉 見返りを捨てた瞬間から、人は動ける。

ということ。

「これやったら何か返ってくるかな?」
「この人助けて意味あるかな?」
「損したら嫌だな……」

こんな風に“計算”が働いた瞬間、
人の動きはスッと止まる。

逆に言えば、

『返ってこなくても別にいいか』

と思えた瞬間、行動は軽くなる。

これはギバーかテイカーか…なんて分類よりも
ずっと大事な感覚だと思っています。

結局、人は“お得じゃなくても動ける”タイミングがあるんです。

それって
心が満たされてる時、自分を信じられてる時、未来に希望がある時。

そんな瞬間に起きる“ちょっとした行動”が、
あとから振り返ったとき大事な転機になっていたりします。


🍂 まとめ

ギバーが良い、テイカーは悪い――
そんな単純な話ではなくて、
人は誰でもその時々の余裕や状況で行動が変わります。

だからこそ私は、

「見返りを求めすぎない」
「損得より、自分が気持ちよく動ける方を選ぶ」

このくらいの軽いスタンスがちょうどいいと思っています。

返ってくるかどうかより、
“自分がどうありたいか”で動くほうが、結局ストレスが少ない。

そんな話でした(●´ω`●)

ではでは、今日はこのへんで。

★おまけ★
ネバーギブアップって最近あんまり聞かないな(‘ω’)

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