ケアマネのひとりごと ~新人ケアマネ時代に救われた一言~

福祉の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

今日は、新人ケアマネ時代に県の介護支援専門員会会長に助けてもらった出来事について書いてみようと思います。

新人ケアマネの頃って、本当に失敗の連続ですよね。 僕自身、「もう無理かもしれない」と心が折れそうになったことが何度もありました。

今まさに同じような思いをしている方がいたら、きっと刺さる内容だと思います。 よければ、最後まで読んでみてください。


👊新人時代は、誰もが無力

これは声を大にして伝えたいことです。 ケアマネは、経験とともに成長していく仕事です。

どれだけ知識があっても、実践しなければ身につきません。 それは、プールサイドで泳いでいる人を眺めて研究していても、 自分が水に入らなければ泳げるようにならないのと同じです。

例に漏れず、僕もまさにそうでした。

だからこそ、ご利用者さんやご家族さんには、新人ケアマネが担当だから不安に感じるお気持ちも、きっと自然なものだと思います。
ただ、少しだけ見守ってもらえると嬉しいな、というのが正直な思いです。

ケアマネの仕事は、知識量よりも対応力が問われます。 その場でわからなければ、 「一度持ち帰って調べて、必ずご連絡します」でいいんです。

逆に、知識はあっても動かないベテランだっている。 だからこそ、その人の姿勢や人柄を見てあげてほしいなと思います。


💦人生で一番焦った事例検討会

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

居宅ケアマネになって2か月ほど経った頃、 地域の事例検討会に参加することになりました。

6事業所ほどから代表者が1名ずつ前に出て、 介護支援専門員協会の会長と一緒に事例を説明する、という場。

僕は3番目くらいの発表順でした。

異変に気づいたのは、2人目の発表を聞いている時。

「……あれ? 自分だけ持ってきてる資料、違くない?

同僚から「これに書いて持っていけばいいよ」と言われた書式。 でもどうやら、今年度から様式が変わっていたみたいなんですよね。

会の進行と、僕の資料がまったく噛み合っていない。 新人で右も左もわからず、とりあえず作ってきた資料は、完全に的外れ。

順番が近づくにつれ、冷や汗が止まらなくなりました。


✨「大丈夫」という魔法の一言

いよいよ順番が来て、会長の隣に座った時には、 内心パニック状態でした。

(どうしよう…どうしよう……)

意を決して、震える声で伝えました。

「すみません…持ってきた資料が、全然違っていて……」

すると会長は、そっと僕の肩に手を置いて、 こう言ってくれたんです。

「大丈夫、大丈夫😄 気にしなくていいんだよ」

その一言で、どれだけ救われたかわかりません。

会長は、僕の間違った資料を否定することなく、 少しずつ質問を投げかけながら、 話をうまく掘り下げ、場を成立させてくれました。

結果的に趣旨とは少しズレた内容にはなりましたが、 僕の役目は、なんとか果たすことができたんです。


🛡新人は、守られていい

今でも、あの時の「大丈夫」という言葉は、 胸の奥に残っています。

新人の頃は、 立ち回りも、回避の仕方も、何もわかりません。 失敗を失敗のまま受け止めることしかできない時期です。

でも会長は、 「新人が失敗するのは当たり前」 「だから、周りが支えるんだよ」 と、態度で教えてくれた気がします。


🌱今度は、自分がそうありたい

僕はまだ、胸を張ってベテランと言える立場ではありません。 それでも、あの時の経験があるからこそ、

・新人が困っていたら、そっとフォローできる人
・失敗を責めず、「大丈夫」と言える人

そんなケアマネでありたいと思います。

新人時代に救われた優しさは、 次の誰かに返していくもの。

ふとそんなことを思い出して書いた記事でした🍀

★おまけ★
結局のところ、「新人時代」や「子どものころ」といった繊細な時期に、
どんな環境に身を置いていたかが大事なんでしょうね。子供は環境を選べないけど、自立したら自分でステージを選ぶことはできます。
応援してます(●´ω`●)

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