ケアマネのひとりごと ~何を言わないかは品性~

考え方の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

今日は「言葉」について考えたお話です。

昨日、奥さんからこんな話を聞きました。

七夕の日ということもあり、病院の昼食に彩り豊かなそうめんが出たそうです。

患者さんも「きれいだね」「美味しそうだね」と嬉しそうに食べていたそうなんですが。

その横で、ある医師がこう言ったそうです。

「こんな餌みたいなもん、誰が食べるん?」

ひどい発言です。七夕の短冊に『先生のお口がきれいになりますように』と書いてほしかったですね。


ただ、その話を聞いて色々考えさせられました。

🎋 思ったことを口にするリスク

もちろん、人には好き嫌いがあります。

そうめんが苦手な人だっているでしょう。

でも、その言葉を。

その場所で。

そのタイミングで。

口にする必要は、本当にあったのでしょうか。

私の頭に浮かんだのは、

「何を言うかは知性。何を言わないかは品性。」

という言葉でした。

🍀 言葉ひとつの力

昔、私が担当していた利用者さんのお話です。

ある日、訪問に入ったヘルパーさんが、利用者さんに対して

「その症状は癌の初期症状かもしれません。」

「今の病院はやぶで有名だから、別の病院へ行った方がいいですよ。」

と利用者さんへ伝えてしまいました。

ご本人はもともと不安を抱えやすい性格。

その言葉を真に受けてしまい、ご家族へ相談することもなく病院を変更。

結果として特に異常はありませんでしたが、

「やっぱり癌なんじゃないか。」

という不安だけが残ってしまいました。

さらに、ご家族も昔から信頼して通っていた病院を勝手に変えられたことに怒り、

現場は大きく混乱しました。

もちろん、そのヘルパーさんは利用者さんを心配したのでしょう。

悪気があったわけではないと思います。

でも、

善意であったとしても口にすることには責任が伴います。

利用者さんの不安、

家族や医師、そしてヘルパー事業所との信頼関係、

壊れてしまったそれらを修復することはとても困難です。

もし、

「○○さんがこんな症状だったんですが、どう思いますか。」

と、まずサービス提供責任者や管理者へ相談していたら。

そこからケアマネやご家族へ情報が共有され、

もっと穏やかな支援につながっていたかもしれません。

🤝 立場と責任

介護職として。

ケアマネとして。

医師として。

会社員として。

部下として。

どんな立場であっても、

言葉には、その立場だからこその影響力があります。

「言うこと」が想像以上の力を発揮してしまうこともあったり

「言わないこと」が時に解決策になることもあります。

よく『自由には責任が伴う』と言われますが。

自由に発言してしまった以上、その責任の所在はどこにあるのか

それは社会人として考えておくべき前提条件でしょう。

🌱 言葉の先まで想像したい

冒頭の医師も。

利用者さんを不安にさせてしまったヘルパーさんも。

きっと、その一言が周りへどれほど影響するかまでは考えていなかったのだと思います。

その一言で、誰かが傷つくかもしれない。
その一言で、支援の流れが変わってしまうかもしれない。

そこまで想像できたらいいですよね。

何を言うかは知性。

何を言わないかは品性。

さらに言うなら

『誰が誰に言うかは専門性。』

同じ言葉でも、

誰が、どんな立場で、誰に伝えるのか。

それだけで、人を救う言葉にも、人を傷つける言葉にもなります。

だから私は、言葉の先まで想像できる支援者でありたいと思っています(●´ω`●)

★おまけ★

中学時代、ドブ川の横を男女含めたグループで歩いていた時、友人Aが

「なぁ、ここ鼻くそが腐った臭いがしねぇか?」と小声で聞いてきたので

私は鼻くそが腐った臭いというものがあまりにもピンとこなかったので、皆に

「おい!Aが”ここは鼻くそが腐った臭いがする”とかいってるけどどう思う!?」って大声で聞いてしまったんですよね。

多感な時期にこんな無神経な発言。

Aは「おい、なんてこと皆に言うんだよ。お前にだから聞いたのに」とむっちゃ怒られたんですよね。

悪かったな、と今でも時々思い出すのですが、今だにその臭いというのはピンときてません。なんでしょうね、鼻くそが腐った臭いって

ただ、品性は僕も友人もないのだと(●´ω`●)

タイトルとURLをコピーしました