こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)
福祉業界に20年以上いて、自分自身や周りを見ていて確信していることがあります。それは…
**「強引さより、謙虚のほうが案外道が開けることが多い」**ということ。
もちろん、主張すべき場面や意見を通すべき時はありますが
ほとんどの場合、穏やかに進行させた方が結局誰も傷つかず、疲弊せず事が済むんですよね。
👊強引に通せば通る…わけじゃない世界
こちらの提案がベストだと確信している時ほど、人はつい“強引”になりやすいですよね。
「こうしたほうが絶対いい」
「そのやり方じゃダメだと思います」
「だから言ったじゃないですか」
このようなケアマネさんや支援者さん、けっこう見受けられます。
もちろん言っていること自体は正しいこともある。
でも相手は本当に “正しい話を聞きたい” のかなって
うちの奥さんと話すときでも
**「正しい話をする時」**と
**「気持ちに寄り添う時」**は明確に分けています(;´・ω・)
つまり、
相手の心の状態・ニーズに合わせる必要があるんですよね。
コミュニケーションって究極は
“自分が気持ち良くなる話”には価値がなくて、
“相手が気持ちよくなれるか”が大事。
※友人同士とかは好き勝手しゃべれますけどね🤣
正しい答えを求めている時は正しく伝えれば良いし、
答えではなく“共感”を求めている時は寄り添う。
一方的に押し切ろうとすると
→ 反発心が生まれ
→ 話を聞いてもらえなくなり
→ 結果的に目的を達成できない
というケース、本当によく見ます(´・ω・`)
🌜「引く」ことで相手の心が動くことがある
一方で、謙虚に引いた時。
「確かにおっしゃられていることはよくわかります」
「まずはご意向を優先しましょう」
「納得してもらえるタイミングでまた提案しますね」
こういった**“スペースを残す言い方”**をすることで
不思議と相手の心は開きやすくなったりしますよね
でも考えてみると当たり前で、そもそも
当事者はご利用者とご家族。決定権も主導権も相手にある
🤔とはいえリスクを伝えないわけにはいかない
崖がある未来が見えているのに、止めないわけにはいかない。
止めたとしても「落ちなければ大丈夫だから止めないで!」と言われることもある。
そこで葛藤しますよね…
強引に止めるべきか、意思を尊重すべきか。
だからこそポイントは、
・リスクは伝える
・決定は本人・家族にある
・相手は判断できる大人であることを忘れない
・伝えたことはきちんと記録に残す
この4つだと思っています。
🏳“謙虚 = 負け”ではない
謙虚とは「飲み込む」「見なかったことにする」ではありません。
投げ出すことでもほっておくことでもない。
謙虚とは、相手との関係性を尊重しながら目的を達成する“平和的交渉術”。
ご利用者やご家族に不利益を被ってほしくない──だからこそ正しいことを主張したくなるけれど、
まず受け入れて
→ タイミングを計り
→ 少しずつ方向を調整していく
その目的を達成するために必要なのは、
強さよりバランス、主張よりタイミング、押すより引く。
🍂まとめ
利用者さん・家族・他職種・事業所・病院・行政…
ケアマネはとにかく交渉と調整の連続。
「正しさ」だけで向き合うと消耗する。
でも「関係性」を大切にできると道が開きやすい。
強引さが突破力なら、謙虚さは継続力。
焦らず、引きすぎず、でも丁寧に前へ。
案外それが、一番早い道なのかもしれません🍀
★おまけ★
ケーキとか種類がありすぎると謙虚すぎて、だれも最初の一個を取れないあるある(●´ω`●)

