ケアマネのひとりごと 〜同僚からのエールがぶっ刺さる〜

福祉の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

こんな言葉よく耳にしませんか?

「人の苦労も知らずに…」

きっと中世ヨーロッパ時代から使われているんじゃないかと思うくらい、普遍的な言葉ですよね( ˘ω˘)

でもこの言葉って、
「そうだよな、わかってもらえないよな…」と思う一方で、
「そもそもわかるはずがないよな」とも思うんです。

私はケアマネですが、建築士の苦労も漫画家の苦労もわかりません。
想像はできても、本当の意味で理解することはきっと一生できません。

それと同じように、介護職・医療職・ケアマネの苦労は、利用者さんやご家族には 基本的に分からない──これは前提です。 当たり前なんですよね。

なのに、ここを忘れてしんどくなっているケアマネさんが多いなと思い、この記事を書くことにしました。

「理解してもらおう」と思うからしんどくなる。
ここで視点を整理しないと、自分が苦しくなる一方なんですよね。


🦴 同僚の話が忘れられない

昔の話ですが──
同僚がご利用者の希望を受け、徹夜で調整して支援内容を完成させたことがありました。

翌日「できましたよ」と伝えると、返ってきた言葉は

「気が変わった」

隣に座っていた僕にも、
心の骨がポキッと折れる音が聞こえました

同僚は怒っていました。
「せっかく調整したのに、ひどくない?」と。

気持ちは痛いほどわかります🤣
でもプロであれば、相手の反応は想定より悪いケースも含めて持っておくべきだと思うんです。

相手軸に自分の感情を揺さぶられてはいけないということですね。

相手軸の“反応”に期待してしまうと、
コントロールできない部分に心を握られてしまいます。

だから 常に「想定内 or 想定より悪い反応」のパターンをいくつかイメージしておく。
それが精神衛生上とても大切なんです。


👍わかるのは、同じ道を歩く人

理解っていうのは、
同じ道を歩いている人にしか本当はわからない気もするんですよね。

だからこそ、刺さるのは 同じ景色を見てきた仲間の言葉

ケアマネ同士や多職種で苦労を理解してくれる人ですね。

残業しているときに、そっとコーヒーを置いてくれる同僚。
「よく頑張ってるね」のひと言。

あれは
“理解したうえで”の言葉だから、心にぶっ刺さるんです。

だから利用者さんや家族にわかってもらえなくてもいい。
わかってくれる人にだけ、わかってもらえたらそれでいい

そんな心持ちでいたら、ふとしたタイミングでご利用者さんからもらう「いつもありがとう」が、ばちくそ嬉しいんですよね(●´ω`●)


🍂まとめ

介護の世界でも、医療の世界でも、どんな仕事でも、
自分の苦労は他人にはわからないし、わかるはずもありません。

だから
「わかってほしい」という期待を手放す🍃

そうすると、気持ちが軽くなります。
そして、棚ぼた的にたまに届く“わかってるよ”のエールが、胸に深く響くんですね。

まじめにコツコツやってれば、見てくれてる人はきっと見てくれてます。
今日もしんどい人に届けばいいなと思いながら、
ひとりごとのように、そっと書き残します🍀

★おまけ★
こどもが小さい時にもらった「いつもありがとう」の手紙は、理解とか云々の域を超えて胸にぶっ刺さりまくります。もちろん永久保存です

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