こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)
独立してからというもの、たくさんの方に
・独立っていいつから考えてたの?
・リスクあるんじゃないの?
・どんな勉強したの?
と色んな質問をされるのですが、圧倒的に多いのが
「準備資金いくら用意したの?」
という問いです。
これは裏を返せば
「いくらあれば独立できるの?」という可能性の問なのかなとも思います。
そこで多くの方が疑問に思っている
「ケアマネはいくら用意すれば独立ができるのか」
という問題に答えを出していきたいと思います(●´ω`●)
今回は細かい申請手続きではなく、“お金”に焦点を当てていきます
目次
💰まずは前提を整理
まずはこれらについて確認していきましょう↓
①自宅か事務所か
②必要なもの
③法人格の取得
④その他
①自宅か事務所か
居宅介護支援事業所の指定申請を受けるにあたって、事務所はきちんと定められた状況に整ってなければなりません。
私用と仕事場ときちんと区切られて鍵がかかっているか、とか
仕事用の出口はきちんとあるのか、とか
これらは自治体によって基準にかなり違いがあるようです。
ちなみに、私の知り合いも現在自宅を改修中です
↓に自宅か事務所か問題をまとめてみました

自宅でする場合はかなりハードル高いし、
「家でだらだらしている時に来客は嫌だな」
って方は向いていないと思います。
とはいえ、ですね。
私は事務所が月々5万円のところを借りており
敷金3か月分、さらに1月から3月までで開業までに
30万円も事務所代を払っているわけです💦
もう少し安いところがあればよかったのですが、
相談していた商工会のエリアの兼ね合いで難しかったんですよね。
商工会委についてはこちらから↓
ゼロから始めるケアマネ独立ロードマップ ④:ギャンブルなしで会社設立 | まんぷくほのぼのブログ
よく考えて決めていきましょう(●´ω`●)
②必要なもの
居宅の指定申請の際には事務所に必要な物品を置いておかないといけません。
具体的には↓

とにかく安く!
私はこれらについて、実際に
・PC・・・100000円
・事務机と椅子・・・7000円
・プリンター(複合機)・・・15000円
・鍵付き書庫・・・17000円
・来客用テーブル・・・20000円
・電話・・・カイポケのスマホ
・FAX・・・インターネットFAX
・パーテーション・・・相談室があるので不要
こんな感じで準備しました!
約16万円くらいですね。
※プラスαでカーテンやスリッパ、ラグなども買ったので+2万円くらいでしょうか。
③法人格の取得
居宅の立ち上げには法人格を取得する必要があります。
ようは会社を作るってことです。
これらについてはマネーフォワードやfreeeなどの会計ソフトを使えば色々サポートしてくれます(●´ω`●)
私はかなりのあんぽんたんですが、こんな私でも立てれたのできっと誰でもできます!
んで、決めないといけないのは「株式会社」「合同会社」のどちらにするかです。

私は断然合同会社を勧めます。
行く行くは居宅介護支援事業所を大きくし、他のサービスや支店展開なども視野に入れているのであれば株式の方が良いと思いますが、細々とやっていく分には株式である必要性がないと思います。
法人設立にあたって色んな書類を色んな管轄部署へ持っていく必要がありますが、全部自分ですれば登録免許税以外のお金はほとんどかかりません。
私でもできたので、勉強だと思ってやってみるのもおすすめです♪
ちなみに、私はある裏ワザで登録免許税を半額で設立することができました。その方法はこちらの記事で↓
ゼロから始めるケアマネ独立ロードマップ ②:R6.3 お金がない人の戦い方 | まんぷくほのぼのブログ
④その他
これらの他にも実は細々したコストがかかります。それがこちら↓

私の場合
・税理士、介護ソフト、スマホ・・・カイポケ月2万円(スマホと税理士は3月から発生:13000円)
・法人印+事務所印・・・1万5千円
・名刺・・・2千円
・履歴事項全部証明書、印鑑証明・・・5千円
こんな感じですかね。
私は税理士さんが知り合いにいなくて、やむを得ずカイポケさんにお願いしました。
今後についてとか現状とか細々したことや深い話をした場合はカイポケ税理士じゃない方が良いですね。
💴私が実際にかかった費用
という訳で、私が4月の開業までに実際にかかった費用は
賃料・・・30万円
必要物品(カーテンなども含む)・・・18万円
法人格の取得・・・3万円(裏技を使用)
その他・・・3万5千円
合計 約55万円
開業するというだけでここまでかかったわけですね。
逆に事務所代さえなければ30万円もかからないわけです。
🏃開業してからのこと
「ここで55万くらいなら蓄えはあるから起業できるぜ!」
と思うのはまだ早い!(; ・`д・´)キリッ
まだまだ考えることはたくさんある!!
①役員報酬について
役員報酬は法人設立から3か月以内に決定しなければなりません。
私は12月3日に法人設立し、1月4日に役員報酬を決定しました。
決定しても支払いは開業してからで大丈夫です。
つまり4月から役員報酬が支払われるわけです。
この役員報酬は、売り上げがないから支払わないとか
順調だから報酬をあげるとかはできません。
基本的には決算月から3か月以内しか変更はできません。
なので慎重に決めていく必要があります。
②社会保険料や厚生年金
役員報酬を決めるにあたって考える必要があるのはこの二つ。
今まで会社が半分払ってくれていた、社会保険料や厚生年金も
会社分と自分の分と支払う必要があります。
これらもランニングコストの一つです。
社会保険料や厚生年金は役員報酬によって等級が異なります。
↓のサイトの表を見ながら考えていきましょう
都道府県毎の保険料額表 | 協会けんぽ | 全国健康保険協会 www.kyoukaikenpo.or.jp
中途半端な役員報酬にするとかえって引かれる額が多くなったりします。
ちなみに私は役員報酬を24万円で設定し、この2期目から増額する予定です。
③介護報酬について
介護報酬って売り上げから2か月後に振り込まれるんですよ。
つまり4月の給付管理分が6月に振り込まれる。
私みたいに4月からゼロケーススタートの方は、
4月の給付管理なんて当然ゼロです。
5月も6月も。
7月にようやく5月の給付管理の報酬が入るんです。
それまで報酬ゼロなんです。
怖い話ですよね(笑)
だってその間も役員報酬は払い続け、事務所費もなんもかも支払わなければならない。
でもカイポケの早期入金サービスに入会すれば、
5月の給付管理分の80%が5月中に。
残りが次月に入るようになります。
この早期入会サービスはおすすめですよ!
※カイポケじゃなくても入会できます。
カイポケ早期入金サービス | 介護報酬を1.5ヶ月早く入金 www.factoring.smsfs.co.jp
ただ手数料に0.8%取られます。なので軌道に乗って蓄えができたら退会してもいいかもしれませんね。
ご利用は計画的に♪
🏠開業後にかかる費用
さて、これらのことから開業してから半年間にかかる費用について計算してみましょう。
あくまで私の場合ですが
ひと月の支払い
役員報酬24万円
社会保険料21960円
厚生年金12204円
事務所賃5万円
光熱費月2000円(ほぼ在宅ワーク)
雑費5000円
ガソリン10000円
カイポケ(税理士・介護ソフト・スマホ)20000円
合計約36万円
36万円×6か月=2,160,000円
報酬が2か月後に振り込まれるというこの福祉界隈では、
リスク回避のためにも6か月分は少なくとも資金を持っておいた方が良いと思います。
※初めから担当をマックスで引き継げますよって方はその心配はいいらないです。
さらに、開業前の段階で550,000円必要なので
かなりの準備金がいることが分かりますね。
🏦融資を受けること
私の場合は日本政策金融公庫で220万円の融資を得ました。
返済額は一年目が金利分の2000円ほど。2期目から20000円になります。
ちなみに資本金は300,000円用意しました。
これでなんとか黒字化できてるわけです。
お金がないからと独立をあきらめるとか
貯めるまで頑張るとか
色々もったいないなと思います。
もちろん計画的に若いころから貯めて独立できるのが一番いいですが、この界隈は中々の安月給なのでそれも難しいですよね。
日本政策金融公庫は国が母体の金融機関で中小企業を好意的に応援してくれます。なのでハードルも金利も高くなく、商工会と合わせることで色々な支援も受けることができます。
是非一度調べてみてほしいなと思います。
🍂まとめ
では最後にまとめましょう
①自宅か事務所借りるか
自宅ならどの部分を改造・改築する必要があるか
事務所ならどのあたりに、いくらくらいの事務所を、いつから借りるか
②必要なものをピックアップして金額もチェック
・PC
・事務机と椅子
・プリンター
・鍵付き書庫
・来客用テーブル
・電話
・FAX
・パーテーション
③法人格の取得には会計ソフトを上手に使おう!
マネーフォワード・freee・弥生会計あたりが安パイ
※カイポケを使う予定ならマネーフォワードとの連携割引サービスがある
④税理士は知り合いに頼んでるケアマネさんが多い。
相場は大体1~3万円。経理関係は初めはなんのこっちゃかわからないから税理士さんはつけておいた方が良い!
⑤役員報酬を決めよう!初めは必要最低限にしようね。
人生で一番節約する1年にしよう(●´ω`●)
⑥厚生年金や社会保険料、ほかにも独立すると色々税について勉強したり手続きしたりしないといけないから、あらかじめ勉強しておこう!
⑦介護報酬については早期入金サービスにして本当に良かったと思う。
一か月一か月が本気の勝負だから、ひと月でも一日でも早い入金の方が良い。
⑧6か月分のランニングコストと開業までに必要な金額を計算して、足りない分を融資で資金調達するか、あるいは貯めるか決めていこう!
日本政策金融公庫なら多分3,000,000円くらいまでなら余裕で貸してくれると思うけど、その際は商工会を通すように♪その方が何かと得だから
てな感じで決めていけばいいと思う!
私もそうしましたし、できました!
多分みんなできる(●´ω`●)
でもしっかり勉強して作戦立てて、ギャンブルだけはしないようにしましょう🍀応援してます🚩

