ケアマネのひとりごと ~100点と100%~

福祉の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

今日は「100点と100%」というテーマで書いてみたいと思います。
これはご利用者のご家族に向けたメッセージであり、同時に新人ケアマネさんへのエールにもなるかなと思っています🍀


完璧を目指すと続かない

介護を支える中で「全部ちゃんとやらなきゃ」と思ってしまうこと、ありませんか?
でも、完璧を目指そうとすると、支える側が先につぶれてしまうんです。

ケアマネの仕事も同じで、100点の支援をしようと力みすぎると、必ずどこかで無理が出てきます。


苦しいケースから学んだこと

これまで関わってきたケースの中には、介護疲れが原因で共倒れになったり、周囲に強く当たってしまい、結果的にご本人もご家族も皆がつらい思いをすることもありました。

そんなときに痛感したのは、**「誰かの犠牲で成り立つ生活は長続きしない」**ということです。
大事なのは、多少不細工でもいいから「落としどころ」を見つけて生活を続けていくこと。
それが家族みんなを守ることにつながるんだと思います。


家族が求める100点、新人の現実

正直に言えば、ご本人やご家族にとってケアマネが新人かどうかは関係ありません。
「プロ」として関わる以上、100点のケアマネを求められます。

だからこそ、新人ケアマネであってもベテランであっても
誠意をもって**自分の100%**を出すことが大切です。
その結果、相手から100点をもらえないとしても、今の自分の力を尽くしたのなら仕方ありません。

不備があれば謝罪する。
わからないことがあれば持ち帰ってすぐに調べ、きちんと伝える。
その積み重ねが「減点されたところをカバーする力」になり、やがて100点に近づけるんです。

失敗は覆せます。
むしろ、失敗をどうリカバーするかでケアマネとしての信頼が育っていくのだと思います。

「現実的な最適解」を探す

ケアマネの役割は「理想を押し付けること」ではなく「現実的にできる最適解」を一緒に探すことです。

本人の意向、家族の思い、毎日の生活、お金の問題、そしてこれから先のこと。
考えないといけないことはたくさんあります。

その中で、固定観念にとらわれた「こうあるべき」っていう押しつけは、胸が苦しくなるんですよね。

育ってきた環境も違えば考え方も違う、だからこそ「この家庭ではここを目指す」というラインを見つけていくことが大切なんですよね。


味方でいること

これは家族や支援者全ての方に共通して言えることですが

ケアマネも事業所も家族も、みんな同じチーム。
誰かを「敵」にしてしまうと、解決は遠ざかります。

気楽に相談しあい、思いや状況を共有しあえ、「味方でいること」こそが、支援の第一歩です。


おわりに

介護も支援も、完璧じゃなくていい。
でも、ケアマネとしては誠意をもって自分の100%を出すこと。これはプロとして当然のことです。

その結果が100点でなくても、失敗をカバーする努力を続ければ必ず信頼につながります。

一方でご本人やご家族は、ケアマネや事業所をこれからの生活を支えるチームとして、完璧を目指さず最適解を探していく。その都度、困っていることを伝え、その解決方法を見つけていくようにしましょう

私はご家族の肩の荷を少しでも下ろしながら、現実的で前向きな支援を一緒に考えていきたいと思っています。
そして新人ケアマネさんには「失敗してもいい、ただ誠意と行動で覆せるんだよ」と伝えたいです。

それは私がたくさん失敗をしてきたからこそです(●´ω`●)

今日も一緒に、できるところから少しずつやっていきましょう🍀

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