こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)
主任ケアマネの更新研修に関する書類が届きました。
例年どおり、
「7類型すべての要素が含まれている事例について、課題シートに沿って2事例以上提出しなさい。」
という課題です。
この課題シート、毎回作るのが大変なんですよね。
日々の記録やケアプランも作らなければならない。
今は特定事業所集中減算の資料作成もある。
経営関係でやらなければならないこともたくさんある。
その中で、研修のために同じような内容を別の様式へえっちらほっちら転記する。
正直に言えば、
「今、この作業に数時間使うのか……。」
と憂鬱になります(´・ω・`)まじで
しかし、令和のこの時代。
僕には「Claude Code君」というAIパートナーがいます。
以前から僕は、
「アセスメントシートのA項目に書かれている内容を、課題シートのB項目へ移す。」
という転記用のスキルを作っていました。
そこで今回、そのスキルを使って課題シートを作成してみたところ、僕がほかの仕事をしている間に、全体の80~90%ほどが埋まっていました。
あとは原資料と見比べながら、
内容が正しく転記されているか。
抜けているところはないか。
自分で考えて書き足す部分はどこか。
それらを確認して、必要なところを修正していきます。
今までは数時間から半日ほどかかっていた作業が、大幅に短縮されました。
文明の利器ですね(●´ω`●)
……という、
「Claude Codeってすごいでしょ。」
という記事を書こうと思っていたんですが、
でも、書いている途中で、ふと気になりました。
これ、個人情報の扱いについてちゃんと話しとかんといけんな(´・ω・`)
と。
Claude Codeは、自分のパソコンにあるファイルを操作することができます。
Claude Codeにはスキルを覚えさせることができて、今回使ったのは
「A項目に書いてある内容を、B項目へそのまま移す。」
というものです。
文章を読んで、
「この人には、どんな課題があるのだろう。」
と考えてもらっているわけではありません。
内容を要約したり、分類したりしているわけでもない。
あらかじめ決められた場所から、別の場所へ文章をそのままお引っ越しさせているだけです。
今回のClaude Code君は、優秀な主任ケアマネというより、
とんでもなく仕事の速いコピペ係
ということですね(笑)
僕の認識では、この転記は
”パソコン内のプログラムで行われ、セルに書かれた内容そのものをClaudeが読んで判断しているわけではない”
というところです。
そして、
本当にセルの内容をClaudeへ渡さず、ローカル処理だけで動いているのか。
処理の途中で、セルの内容が画面やログに表示されていないか。
完成したファイルを、Claudeが改めて読み取っていないか。
今後も安心して使うのであれば、改めてスキルの仕組みを確認したうえで運用する必要があると思っています。
なぜならClaude Codeは、使い方によってはファイルの内容を外部のAIへ送ることがあるからです。
例えば、
「このアセスメントを読んで、課題シートへいい感じにまとめて。」
とお願いすれば、Claudeはアセスメントの内容を読まなければ仕事ができません。
その場合は、今回のように決められた項目を機械的に転記する処理とは、まったく別の話になります。
医療や介護の情報には、
氏名や住所。
病気や障害。
家族関係。
生活状況。
これまでの支援経過。
さまざまな個人情報が含まれています。
氏名を消したとしても、ほかの情報を組み合わせれば、本人が分かってしまうこともあるかもしれません。
ですから、
「Claude Codeは便利らしい。」
という理由だけで、利用者さんの資料をそのまま渡すことは、やはり避けなければならないと思います。
まぁ、むっちゃ簡単に言えば、
事務所の中にあるコピー機で、必要なところをそのまま写してもらう。
僕がやったのは、そういうことです。
そして、今回の出来事から考えたのは、
AIは危険だから使わないのではなく、危険な使い方と、安全性を高められる使い方を見分ける必要がある。
ということ。
個人情報を守ることは、当然です。
だからといって、
「個人情報がある仕事にAIは一切使えません。」
で話を終わらせてしまえば、医療や介護の業務はいつまでも変わりません。
「梱包する技術を知らないから、もう全部自分で宅配します」
って不便じゃない?っていう
そもそも、パソコンに保存しておけば絶対に安全なわけでもありません。
パソコンの盗難や故障、ウイルス感染もあります。
カイポケのようなクラウド型の介護ソフトにも、当然ながらリスクがまったくないわけではありません。
紙で保管しても、紛失や置き忘れがあります。
FAXだって、送り先を間違えることがあります。
どの方法にも、それぞれ違ったリスクがあります。
「仕組みがよく分からないから、もうコピー機は一切使わず、これからも全部手書きで転記します。」
となるのも、少し違うと思うんですよね。
大切なのは、
「外部サービスだから危険。」
「パソコンの中だから安全。」
と単純に分けることではないのでしょうね。
何がパソコンの中だけで処理されるのか。
何が外部へ送られるのか。
誰がその情報を扱うのか。
どのような設定や契約になっているのか。
そして、最後に誰が確認して責任を持つのか。
そこまで理解したうえで、使える部分を見つけていく必要があります。
こんなこと言いながらも、僕自身もまだまだ勉強中です。
でも、色々触れて見ながら
「この便利さは、どのような仕組みで成り立っているのだろう。」
と、もう一歩踏み込んで考える必要があると感じました。
AIを使いこなすというのは、上手な指示を出せることだけではないのかもしれません。
AIに何を渡しているのか。
何をさせているのか。
どこから先は任せないのか。
それを自分で理解して、線を引けること。
そこまで含めて、AIを使う力なのだと思います。
「AIは怖いから、全部使わない。」
でもなく、
「便利だから、何でも入れてしまえ。」
でもない。
危険な使い方は避ける。
安全性を高められる仕組みを考える。
分からないところは、分からないまま使わずに確認する。
そのうえで、人がやらなくてもよい作業を少しずつAIやプログラムへ任せていく。
その積み重ねが、介護業界のIT化につながっていくのではないでしょうか。
AIに仕事を丸投げするためではなく、
単純な転記に使っていた時間を、利用者さんと話す時間や、本当に考える必要のある仕事へ戻すために使う。
僕がやりたいのは、そういうAI活用なんですよね(●´ω`●)
★おまけ★
研修課題をAIで楽に作ったという記事を書くつもりだったのに、最終的には個人情報とAIについて考える記事になりました。
いつもなぜか記事を書く前より、考えることが増えています。
そしてだいたい着地が分からなくなります(笑)
