ケアマネのひとりごと ~引き継ぐのはプランだけじゃないって話~

介護保険

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

昔、「引継ぎのケースは一見プランがもともとあるから楽に思えるけど、新規で一から関わる方が総合的に楽なものよ」と、当時の管理者から言われたことがあって、

言っている意味は分かるものの、新人の僕には眉唾物というか、

舗装されている道路の方が楽に進めるものなのではないか?

という疑問の方が強かったんですよね。

ただ10数年もケアマネをしていると、いろんな問題を聞いたり肌で感じたりして、今では管理者の言っていた意味も理解ができます。

舗装された道路って「前任者が舗装してくれた」という思い出や恩が消えないんですよね。

逆の事もあります、荒らされた土地の記憶は消えない。

要はストーリーって、良い事も悪い事もしっかり根付くので、何をしていてもしていなくてもそこの道路を歩いている以上付きまとうんです。

僕自身が引き継いだケースも「呪文のように毎回君のことを言われるよ(笑)」と後任のケアマネに言われることもあります(´・ω・`)

この現象はいま現在も日本中で発生しており、なんとその対策も治療薬もないと、まんぷくケアプラン学会で先日発表されました。間違いないようです。

ということは「仕方がない」んです。

これは病でもルールでもない、人の持つ「絆」とか「心」の問題なので。
他人の心は変えられないんです。

毎回訪問の度に前任者の「良い事」「悪い事」を聞かされる側は嫌かもしれません。
でも、「そういうもの」なのです。

その人が感じていることを、俯瞰して聞き取る。
それは自分に対してどうだということではなくて、あくまで世間話。

「前のケアマネさんは良かった。」

そう言われても、その人と前任者の間に良い関係があったというだけの話です。

別に今の自分が否定されているわけではありません。

逆に、

「前のケアマネさんは何もしてくれなかった。」

と言われても、それを全部事実として受け取る必要もない。

その人から見えた前任者とのストーリーとして、いったん聞いておけばいい。

そこに自分まで入り込んでしまうと、しんどくなります。

もし「前任者がこうだったから、あなたにもこうしてほしい」という話が出てきて、それが不当な要求であるなら断ればいいだけの話。

そこに自分の心まで混ぜてしまうと、自分が疲弊してしまうだけ。

道路を舗装してくれたのは、前任者だったかもしれません。

でも、そのあと一緒に歩いていくのは自分です。

最初は何度も前任者の話をされるかもしれない。

でも半年、一年と一緒に歩いていけば、今度は自分とのストーリーがそこに積み重なっていく。

時間とかかわりの中でしか解決できないこともある。

だから、そんなに焦らなくてもいいのかなと思います(●´ω`●)

「道路を舗装してくれたのはあの人だったけど、そのあと一緒に歩いてくれたのはあなただったよね。」

時間とかかわりの中でしか解決できないこともある。

今日はそんな話でした🍀

★おまけ★

舗装された道路って、チャリで走ると無茶苦茶気持ちいいんですよね。
あれはチャリならではの感覚なのではないかと、今週末のまんぷくケアプラン学会で発表します(●´ω`●)

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