ケアマネのひとりごと ~独立の向き不向きについて~

事業の話

こんにちは、まんぷくケアプランのまんぷくです(●´ω`●)

独立ケアマネに興味を持つ人、最近ほんとに増えてきたなと、肌で感じるようになりました。

国としてはケアマネの大規模化を望んでいるのに不思議なものですね。
でもケアマネを目指す人って
・自分で何とかする力がある、またはそうしたい
・チームより個で動きたい
・自分のペースで働ける
この辺に魅力を感じる人もいると思うんですよね。

となると、やっぱり独立に向いている仕事なんですよね。
でも同時に、国はケアマネ自身の思いをあまり理解できていないのかもしれません。

あと、福祉系の仕事でケアマネって唯一「一人で開業ができる」んですよね。そんな特徴があるのに独立について考えないなんてもったいない💦

というわけで、今日はそんなケアマネの独立について
 “向いている人・向いていない人”を僕なりの視点で書いてみます(●´ω`●)


💡向いている人

実際に僕自身が独立をやってみて、はっきりわかった点がいくつかあります。それらについてポイントを押さえて説明しますね

  • 一人で平気な人
     なんせ一人です。もちろん事業所さんと連絡取り合ったり、担当者会議をしたりしますが、基本が一人なんでそれが平気かどうかですね。孤独との付き合いが上手な人は強いです。
     あと愚痴とかを誰かに言わないとメンタル保てない人とかはそのあたりの環境をどうするか考えないといけません。
  • 解決に向けて多方面に確認できる人
     独立しても当然自分の知らないことがどんどんやってきます。これはケアマネをしていればあたりまえのことで、そんな時にどこの誰に聞けばわかるのかを知っているか。そしてそこにアクセスできるかどうかの力が必要です。
     また、確認・連絡・調整を地道にこなせる人は信頼されます。
  • 計算できる人
     数字に強いというより、“見通しを立てられる人”。
     現在地がどこにあって、どこに向かって進んで、いつ頃到達するのかというのを感覚ではなく数字で理解している人は強いですね。
     収入・支出・件数・時間配分…その感覚がある人は長く続きます。
  • ネットワークを構築できている人
     何はなくとも初めは新規獲得に励まないといけませんが、病院や包括等の頼む方も信頼できない知らない人にはお願いしたくありません。トラブルになってもいけませんしね。
     なので組織に所属している時からネットワークの構築がきちんとできているかが大事なキーになります。
     「独立=孤立」ではありません。事業所や他職種とのつながりがある人ほど、困った時に支えられます。
  • ワークライフバランスとか言わない人
     誤解を恐れずに言えば、最初は「仕事中心」でないと回りません。
     むしろワークライフバランスを保ちたいなら、組織にいる方がよっぽど守ってくれますし、正直楽です。就労時間+1~2時間くらいの残業で済むなら独立よりよっぽど組織の方が良いですし、さらにそれで残業手当がもらえるなら尚更。
     そういった常識の枠でなくて、もう一歩はみ出して無茶してでも自分の船で大海原に冒険しに行きたい人は独立が向いていると思います
     波に乗るまでは“やる時はやる”姿勢が必要です。
  • ケアマネの仕事が好きな人
     実際にやって思いました。これ好きじゃないと続けられません。組織にいた時は何となくでもやれると思いますが、一人で独立して経理をしつつ人生かけて事業を大きくしていくなら、熱量を多く持ってないと挫折しちゃうと思います。
     「書類が多いのなんてどうでもいい、介護保険のルールの理不尽だって全部受け止める、俺がケアマネだ!!」くらいの熱量。
     嘘です。言い過ぎました。夜に書いてるのでちょっと浮いてしましました。それでも「この仕事が好き」と思える人は、自然と力が湧いてきますよね🍀
  • 自分の信念がある人
     何はなくとも最後は個々に収束します。
     なぜ独立したのか。自分が何を成し遂げたいのか。
     誰かの顔色ではなく、「自分の軸」で動ける人。
     それが独立ケアマネの最大の力になります。

🍃向いていない人

逆に今度はこんな人は辞めといた方がいい・・・というか考え方を変えた方が良いと思う例をピックアップしました。

  • 組織が嫌だから独立したい人
     こういう人むっちゃいます。いや、気持ちはわかるんです。嫌ですよね、組織。謎のルールとかいっぱいあるし。
     でも逃げるように独立するにはあまりにも敷居が高い。というのも、独立しても一人でずっと何かをするわけではなくて、結局いろんな事業所とも連携は取るし、人間関係は大事です。僕からすると「むしろ組織で人間関係なんて何の問題もないくらい余裕でした。」くらいでないと、独立してからもうまくやっていかないんじゃないかなって思います。変な辞め方するとすぐに広まるし、この業界はすぐにうわさが広まりますからね。
     変な話、組織に所属していさえすれば、組織が守ってくれますしね。独立は“自由”の分だけ、“責任”も重い。
  • 楽して儲けたい人
     独立ケアマネは、決して楽な仕事ではありません。全然楽じゃない。
     まず精神的にずっと不安に押しつぶされそうになります。いくら新規が来ても、明日はどうなるかわからない。経営のカギは自分自身にある、一方で新規が発生するかどうかはご利用者様次第なので自分ではコントロールできない。
     組織にいた時はケースが20件だろうが30件だろうが定められた給料をもらえてました。これってすごい事なんです。独立したら0件の月は0円です。
      また収益も健康保険料とかを会社負担の分まで払うようになるのでかなりの痛手です。事務所代や光熱費、雑費、法人税など、いろんな費用が発生します。つまり、そんなに儲けはないです。
  • 時間の使い方が下手な人
     自由に使える時間が増えるということはそれだけ自分でコントロールしないといけないわけです。仕事と私生活の境界があいまいになりやすい仕事とも言えます。いくらでも後回しにできる分、突発的な依頼が来た際に山のように書類がたまります。そうならないよう、常日頃から着実に業務をこなす自分のコントロールが必要です。
     自分でリズムをつくれないと、あっという間に疲弊します。
  • すでに手一杯な人
     正直な話、組織にいてすでに手一杯な状態なら独立はしない方が良いと思います。やることはさらに多くなりますし、加えて家庭のことや会社の経理の事、その他必要な謎の提出書類が色々やってきます。
     組織にいて楽勝で40件ほど回せる人。このくらいの感覚で独立を考えた方が良いと思います。一人ケアマネの場合、一定の収入を得ようと思えば最低でも40件は受けないといけませんからね。

📝まとめ

独立は、向き不向きがはっきり出る世界です。
でも、「向いていないかも」と思った人が、準備を重ねて少しずつ変わっていくケースもたくさんあります。

これを読んで「向いてないな~」と思うより、「ここの考え方を改めよう!」と前向きに捉えてもらえたらと思います(●´ω`●)

僕もまだまだ道半ばですが、そんな仲間が増えたら嬉しいです。
焦らず、自分のペースで🍀

追伸
・・・まぁこれを言ったらおしまいですが、向いているかどうかは、やってみて初めてわかることもありますからね(笑)

★おまけ★
一年くらいナビを使わないと家を覚えられない僕はケアマネに向いていないのかもしれません(;´・ω・)

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