【令和5年度】介護保険制度とは?【わかりやすく解説】

介護保険

こんにちはまんぷくです(●´ω`●)

せっかく記事を書くなら皆さんが疑問に思ってることを解決していきたいなと思い、普段仕事の中でよく聞かれることをこれから日々書いていこうと思います♪

まず第一弾は介護保険の基本について、できるだけ簡単に図なども取り入れながら説明していきますね。

介護保険ってなに?

まず介護保険がどうしてできたのか、その背景について触れていきたいと思います。

①日本の高齢化問題・・・これは昔から問題視されてきたことですが、介護が必要な高齢者がどんどん増えたり、その介護をする期間が長引くなど、「介護」の必要性はますます増大することが予測されました。

②にもかかわらず、サザエさん一家のような3世代にわたる拡大家族ではなく、野原家(クレヨンしんちゃん)のような2世代の核家族化の進行がどんどん進み、次第に「自宅で親を看る」という文化も薄れていき、最終的には夫婦で介護をするなど介護者自身が高齢化(老々介護)するという事態。要介護高齢者を支えてきた家族をめぐる状況も変わってきたわけです

③ また、高齢化が急速に進んだことで社会保障費が財政を圧迫し国としても何か手を打たないとまずい状態となったわけです。バブル崩壊後の経済停滞というのも影響があったことでしょう。

そんなこんなで2000年4月、介護保険は制定されたのです💡

介護保険制度の基本的な考え方と介護保険料

介護保険法についてはこちらに詳しく書いてますが、とんでもない文章量なので、基本的考えのところをわかりやすく説明しますね♪

介護保険法の基本的な考え方
自立支援・・・何でもかんでもお世話をしたらよいのではなくて、その人がその人らしく尊厳をもって生活し自分の力を発揮できるような支援を行う事
利用者本位・・・周りが「こうしたらいいよ」と推し進めるのではなくて、あくまで利用者本人が自分の意思で選択できるように促すことが大事です☝
そしてそれは医療や福祉などのあらゆるサービスを総合的に受けられる制度となることを目的としています
社会保険方式・・・高齢化の進行に際し、介護が必要になった人やその家族を経済的にも社会全体で支え合う仕組みを作っていこう!
という感じですね。因みにその社会全体で支える仕組みというのが↓です

※参考 厚生労働省よりhttps://www.mhlw.go.jp/content/000801559.pdf

この図をわかりやすく説明すると。

例えばご利用者Aさんがデイサービスの行くとして、月々に2万円利用料がかかるとします。
しかし毎月2万円ってかなりの出費ですよね💦仕事もしていないと年金で生活費も何もかも賄わないといけません。ところが介護保険制度であれば1割の負担(厳密にはご利用者の所得に応じて1~3割の負担)で利用ができるわけです。
つまりAさんは月々2千円でデイサービスを利用できるようになったわけです。※わかりやすく説明する為。細かいことは端折ってます💦

ってことは、自己負担の2千円以外の1万8千円が介護保険の財源で賄われているわけです!

ではこの例をもとに↑の図を見ていきましょう。

まず図の右側。これが公費でありいわゆる税金です。所得税や消費税で集まった公費=税金です。
この公費の内、25%は国が負担し、残りの25%は都道府県と市区町村で負担する仕組みです。
先ほどのAさんでいうと1万8千円のうち9000円が公費ですね。

次に図の左側。財源の50%は被保険者が支払う介護保険料でまかなわれています。被保険者とは介護保険を受ける権利を持っている方のことです。この被保険者については次の章で詳しく説明しますね♪

つまり先ほどのAさんでいうと

2万円のデイサービス利用料金の内
2000円が自己負担
9000円が税金
9000円が介護保険料(40歳以上の方々)
の負担となっているわけです。

これが介護保険料の財源の仕組みです(●´ω`●)

さいごに

いかがだったでしょうか

介護保険の仕組みってわかりづらいし、ご利用者やご家族には大体説明を求められます🤔

細かいことは支援者が理解していればいいので、大体の仕組みだけなんとなく理解してもらえばいいのかなと思い、できるだけわかりやすく説明するようにしてます🍀

また今後もこのように介護保険の事とか、多く質問頂いた事項などをできるだけわかりやすく図や例をもって説明していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします♪

それではまた🍀

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